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0020/07/03

マゼールのブラームス



いよいよ学校の最終講義と卒業式を迎えるにあたり、再びロンドンへ。

到着の翌日にRoyal Festival Hallにて行われたLorin Maazel指揮Philharmonia OrchestraによるBrahms symphony No.3 & No.4を観賞。
僕の中のマゼールの印象は「きれいな音楽を創る指揮者」。もともとバイオリニストとして活躍していたことがその基なのかもしれない。

80歳に近付いてきたマゼールのブラームスが聴けるということでわくわくしながらホールに到着。

今回のフィルハーモニアはホリデー中という状況もあっていつものメンバーが欠けている代わりに大学から教授たちがヘルプに来ているという急造オケの感が否めず。マゼールも普段はニューヨークフィルの音楽監督をやっていてフィルハーモニアを指揮することも少ないだろうから全体的に「急造」である。その中でどんな音楽を聞かせてもらえるのか楽しみだった。

そして感想。やっぱりオケは生で聴くに限る!すばらしい!という当たり前の感想と、マゼールの滑らかな指揮はやはりさすがだなという感想を持つとともに、急造オケであることから起こる出だしの微妙なバラツキが若干気になった。オケも会社も組織の形成には時間がかかるものだなぁと実感。それでもここまで仕上げてくるのだがらさすが巨匠。

最終講義や卒業式の様子もこれからアップしていきます。

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0020/03/08

想像力を豊かにクラシックを聴く?



いよいよ帰国まで2週間をきり、帰国準備に大忙しです。

昨日は今回の滞在中最後のクラシックコンサートとして、ロンドンのバービカンホールにてゲルギエフ指揮のLSO (London Symphony Orchestra)のマーラー7番を聴いてきました。ゲルギエフとマーラーの組み合わせというのがあまり想像できず、さらにマーラーの交響曲自体に今まであまり惹かれなかったので、正直なところ「ゲルギエフ」という要素だけで鑑賞となった。

バービカンホールはRoyal Festival Hall(ロンドンフィルやフィルハーモニアのホール)よりも若干弦楽器の音がこもる感じがした。気のせいか?椅子はどのホールよりも明らかに広い。足を置くスペースも広いため、姿勢的にはかなり楽。
ホールの外側はチケット売り場やバーなどがほかのホールとは異なり近代的な雰囲気を出していて、これはこれでありかなとも。

で、肝心の演奏。演目は以下に。
Schoenberg Chamber Symphony No 1, Op 9
Mahler Symphony No 7
マーラーの大きな交響曲に室内楽的な曲を合わせている今回の演目。間違いなく注目はマーラー7番。マーラー7番は「夜曲」ともいわれる。普通の交響曲とはちょっと違う楽器も登場する。いろんな音がぶつかり合う印象を受け、多くの人が「好きではない」と評することが多い。耳障り、と言う人もいる。

実際にホールで聴いても音がぶつかり合っている感は否めず。それぞれの楽器が自己主張をしていてそれを指揮者が懸命に調整する、そんな印象を受けた。とにかく「がしゃがしゃ」って感じ。夜のパブをイメージ?(多分違うけど)。個性の強い人たちが集まった会社を音楽に例えるとこんな感じなんだろうなって思った。

この交響曲で面白いなと思ったのは、曲を聴いていると「風景」が目の前に広がってくるということ。曲に対する解釈はいろいろとあるようだが、夜の喧騒→騒ぎながら家路へ→静けさが訪れた夜の間に清掃や仕入れなどが行われる→新聞配達のような朝早い仕事が行われる→鐘が鳴り朝、昼となるという流れ(自分の想像です)。こんな想像をさせる曲は初めてだったのでちょっとした新鮮さがありました。

ゲルギエフはウィーンで見た時のほうが断然よかった。気合の問題かも?
新しいものに取り組みたいという心意気は感じたのだが、チャイコフスキーのような感情を刺激する演目の方が今回の風景画的な曲よりも向いていると感じました。

LSOはロンドンフィルやフィルハーモニアと比べると金管、木管、弦すべてでちょっと劣っている感じ。細かく音割れするし、弦は音響かないし(ホールの影響かもしれません)。ゲルギエフ指揮なのにもったいない。ゲルギエフがこれから常任指揮者として立て直していくんでしょうね。今度聞く機会に期待ですね。


ロンドンに限らずヨーロッパに住むということはクラシック・オペラ好きにとってたまらなく素敵なことです。ここから離れてしまうことが残念で残念でなりませんが、いずれまたここに帰ってこようという意を強くしました。願えばいつかは叶う!!

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0020/02/27

魔笛@Royal Opera House



今日はRoyal Opera Houseにて魔笛鑑賞。日本への帰国前最後のオペラとなります。
モーツァルトの最後のオペラでメルヘンチックなこの作品、夜の女王のアリアやパパゲーノのアリアあたりが有名ですが、それを堪能してきました。このオペラにはフリーメイソンの思想も若干入っているそうですが、そんなことを知っていようがいまいが、楽しむことができる初心者向けのオペラです。

2週間前のウィーン国立歌劇場との比較で言うと、ROHの方が僕は好きです。とにかくオーケストラの音がやさしい。歌手をよさを消してしまっていたウィーンに比べるとずいぶんと安心感があり、話の流れに集中していけました。

そして今回の魔笛で最大の感動はその演出。
予習もかねてNYのメトロポリタンオペラの魔笛DVDを見てから行ったのだが、演出のレベルに大きな差があった。もちろんDVDの作られた時期と今では技術的にずいぶんと違うとは思うのだが、Royal Opera Houseの演出は本当にかっこいい。光の使い方、宮殿の柱の色、衣装の選択、どれをとっても完璧でした。全体に黒みがかったセットに太陽の光を思わせる光が筋となって差し込んでくる…ここまで来ると演出も一種の絵画となります。

もちろん歌手のレベルもすばらしい。
パパゲーノを演じたChristopher Maltmanの歌も非常によかったし、ヒロインであるパミーナのGenia Luhmeierもすばらしい。ザラストロを演じたStephen Millingもよかったのだが、もう少し低音部分で迫力がほしかったかな。夜の女王のErika Miklosaの高音部はこのオペラの最大の見所であったがしっかりと迫力のある歌いっぷりでした。

ヨーロッパにいることのすばらしさ、オペラやクラシックに簡単に触れられるという気軽さ、それらにうらやましい…
残念ながらまもなく日本への帰国となってしまいますが、チャンスがあればぜひヨーロッパでの生活をまたしたい。もちろん今度はもう少し金銭的に余裕を持って。仕事以外に私生活でも一つの目標ができました。

明日からマドリッドに行ってきます。
美術館はプラドとソフィア、そしてちょっと足を伸ばしトレドにも行ってきます。

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0020/02/14

魂の声


今日のゲルギエフ指揮ウィーンフィルの演奏はすごすぎました。
うまいという表面的なもの以外に「魂の声」を聴くことができました。
それはチャイ6(悲愴)だけではなくプロコフィエフのPコン2番のピアニスト(Yefim Bronfman)からも衝撃を伴って心に響きました。

今までの自分の生き方やこれから進めていく起業をもう一度しっかりと見つめなおそう。そう思わせるだけの力を感じました。

いつも寸評を入れようと思うのだが、今日に関しては何もいらない。
唯ひとつ、「一生のうちに一度味わえるかどうかわからない魂の声を聴くことのできる演奏」を体験しました。

自分の仕事に魂を込める、その過程は芸術だけの話でなくビジネスや人の生き方にも通じる部分がある。このところ自分の気持ちに若干嘘をつきながらプランを作ってきたような気がする。

どうやったら会社として成り立つか、どうやったらお客さんがたくさん来るか、どういうお金の使い方をしていけばいいか、などなど。そんなことを知らず知らずのうちに一番の優先度を持って考えるようになっていた。


でも今日気付いた。僕の提供するものを使いたいと思う人に対して僕の「魂の声」が伝わるような熱いサービスを提供したい。MBAの知識や技術はそれを達成するための道具でしかない。そんな大切なことを軽視していた。

本当に大切なものや自分が生きていくことの証を考え直すこと、そして自分のやるべきことを魂を込めて取り組んでいる人に対して少しでも手助けになりたい。自分にしか出来ない方法で必ず…

とにかくやれることから一つずつがんばります。

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0020/02/13

AIDA@WIENER STAATSOPER


今日ヨーロッパは霧がひどく、飛行機が遅れたりキャンセルになったりと大変な一日となりました。僕の乗る予定だった飛行機もしっかりと1時間遅れとなりました。

ウィーンはやっぱり寒かったです。空港に着いたときは外気温ー2度。霜だらけで外が白い。
耳が痛い、頭がだんだん痛くなる、そして足の先からも寒さが。


そしてこの街は音楽に溢れています。コンサートは毎日たくさん催されているし、音楽好きにはたまらないお土産やもたくさん。(見事に僕もはまってしまいました)
モーツァルト、ベートーベン、シュトラウス、ブラームス・・・・・・彼らが見ていた風景の一部を今自分が見る機会を得られたことに感謝感謝。


街中の公園にあったモーツァルトの像を見た後シュテファン大聖堂へ。すばらしいゴシック建築を楽しんだ後軽く食事をしていよいよウィーン国立歌劇場へ。


建物のイメージはパリのオペラ座を若干スケールダウンさせた感じでしょうか。ただ座席からはちょっとした気品の高さを感じる。

そしていよいよ開演。

ズービン・メータが現れた。生メータにプチ感動した後ラダメス役のリチートラが登場。最初若干音がぶれたが、その後は甘い歌を聞かせてくれた。

今日の演奏でよかった点は、AIDA役のHui Heがとても力強い歌を聴かせてくれた事、リチートラの繊細な歌。そして斬新な舞台演出。ウィーン歌劇場のイメージとは違った斬新さが見事でした。

そしていけてなかった点はオーケストラ。まず全体的に音が大きすぎる。歌手の声が聞きづらいくらい大きかった。そして金管の音が割れまくり。ロンドンフィルの金管のすばらしさを聴いたあとだったのでその比較で「いけてない」度合いを高く感じる結果に。オケの音の大きさはひょっとすると歌劇場の作り自体の問題かもしれない。オケのスペースはある程度舞台で隠れることが多いのだが、ウィーンでは全体がむき出しになっている。その分音が全体に響きやすい。
オペラの楽しみ方の違いで、オケの音を主に味わうウィーンと、舞台上での歌唱やせりふを満喫するロンドン、みたいなものがあるのかもしれないと勝手な仮説を立てつつ、それでもしっかりと楽しんできました。

本物を5感で感じること、それを通して自分が小手先ではなく本物のサービスを顧客に提供したいと思えるよう人間力を鍛える、そんないい機会となっていると信じてます。

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0020/02/12

ウィーン前日



明日からウィーンに行ってきます。

目的は
1.ウィーン国立歌劇場でAIDAを観る
2.ゲルギエフが振るウィーンフィルのチャイ6(悲愴)を聴きに行く
3.街の雰囲気を楽しむ
の3つ。


今回のAIDAは贅沢。
指揮:Zubin Mehta
Amneris:Marianne Cornetti
Aida:Hui He
Radames:Salvatore Licitra
Amonasro:Marco Vratogna

特にSalvatore Licitraは僕の好きな歌手の一人。5年ほど前にMarcelo Alvarezと一緒にDuettoというCDを発売し、その美しさに完全にやられました。いまでも時折聴いては癒されています。もちろんZubin Mehtaの指揮もすごく楽しみ。


ゲルギエフの悲愴はCDも持っているがやはり生で聴きたいということで、根性入れて何とか定価でいい席をゲット。ムジックフェラインのグロッサーザールの空気を吸えることにも自分にとって「本物を知る」という大きな意味があります。先日のユロフスキー指揮ロンドンフィルのとの違いも一つの聴き所となりそうです。

ということで3日ほどウィーンでとろけてきます。

ちなみにSalvatore LicitraのCDは以下に。


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0020/02/06

La traviata



今日はRoyal Opera HouseでLa Traviata(椿姫)を鑑賞。ROH自体は今回で2回目。前回はカルメンでした。オペラの中で最も多く上演されている「椿姫」はストーリーと音楽のすばらしさを兼ね備えたすばらしいものです。
医療従事者的には肺結核の人が大勢の人が集まる場所でごほごほと咳をしたりほかの人と密に接したりするというハイリスクな行動が多くびっくりしたりもするのですが、それはまだ結核自体がちゃんと予防治療できていなかったときの話なので、やむをえないところでしょうか。


このオペラを知っている人にはわかりますが、主に3人の登場人物がいます。
ヴィオレッタ・ヴァレリー
アルフレード・ジェルモン
ジョルジョ・ジェルモン:アルフレードの父親
彼らの出来でオペラの出来が決まってしまいます。

そして今日はその3人の中でもジョルジョ(お父さん)役がすばらしかった。強弱のつけ方、相手の音域や音量に応じていい具合に音を抑えることで周りとのフィットも完璧。
バリトンということもあり重低音がよく効いたすばらしい声が客席全体に広がってました。本当にすごい。本当の主役であるヴィオレッタ、アルフレードを完全に喰っていました。

また、先日行ったLondon Philharmonic Orchestraのコンサートとは違い客層もよかった。フラッシュ撮影をかましていた一名をのぞいて、ですが。これはおそらくチケット代金の違いか。(オペラはクラシックコンサートの約4倍の値段がします)

この感動を身近な場所で感じられるヨーロッパは本当にすばらしい。
オペラ好きにはたまりません。
そして今日は頭の中でla traviataの曲が流れ続けることでしょう。

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0020/02/02

ロンドンフィル



先ほどロンドンフィルのコンサート鑑賞から帰宅。

今日の演目は
Mark-Anthony Turnage: Lullaby for Hans
Hans Werner Henze: Seconda Sonata per Archi
Johannes Brahms: Violin Concerto in D
Peter Ilyich Tchaikovsky: Symphony No.6 (Pathetique)
最初の2曲はイギリスじゃないとなかなか聞かない演目。ブラームスのバイオリン協奏曲はむかし日本でどこかのオケがやっていたのを聴きに行ったことがある。そして悲愴は何度行ったかわからないほど聴きに行っているし、お気に入りの曲の一つ。何百回も聴いているこの曲を聴くことでロンドンフィルのよさ悪さを判断できそう。


そして今日の感想は「いろんな意味ですごかった」。


まず指揮者。
今日はロンドンフィルの常任指揮者であるウラディーミル・ユロフスキが指揮。
彼の指揮は一言で「セクシー」。
指の先まで動きが滑らかで切れがある。ここまで動きがきれいな指揮者はみたことが無かった。同じロシア出身のゲルギエフとはまたタイプが違うすばらしい指揮者。チャイ6を指揮したときにはいい意味で「ロシアっぽいな」という感じはしたが、それ以外の演目ではかなり「芸術性」を重視しているように思えた。きれいな音楽を表現している。魂タイプのゲルギエフと美追求型のユロフスキーという印象。
とにもかくにもユロフスキーのセクシー度合いの少しでも見習いたいと思わざるを得ないでした。これからもっともっと大物となっていくことは間違いないでしょうね。

バイオリンのソリストはクリスティアン・テツラフ。彼はおそらく今回の演目のブラームスVコンみたいな激しいタイプの音楽よりも滑らかで情緒のあるタイプの音楽の方が合っているような気がしました。バッハの無伴奏なんかの方がいいんじゃないでしょうか。
今回は力が入りすぎたのかVコンの3楽章の入りでいきなり弓のHairを思いっきり切断。あわてて裏の楽屋まで予備の弓を取りに行くというハプニング付でした。

そしてロンドンフィル。
悲愴は木管楽器、金管楽器のよしあしが全体の出来を決めることが多いがこれが本当にすばらしかった。木管は最初の方のフルートがかな~~り怪しかったが、その後は持ち直して素敵な音色を奏でていた。ファゴットとクラリネットは秀逸。
それにも増して金管楽器には驚かされた。こんなに繊細な金管の演奏があっていいのだろうか?と思わず聞きたくなるくらいのすばらしい演奏。音の一つ一つ丁寧にかつ指揮者の滑らかな指揮に負けないくらいのスムーズな音出し。今まで聴いてきた金管で間違いなくNo.1!
弦楽器やパーカッションに関しては期待していたとおりのすばらしい出来だったので新たな発見という感じではなかったが、とにかく金管のすばらしさに涙が出そうなくらい感動。


ここまではよかったのだが、観客が本当に3流以下だった。いろんな都市(日本に限らず)で学生オケも含めていろいろ鑑賞してきましたが、ここまで質の悪い客は初めてだった。

1.悲愴第4楽章の終わりかけ、音がだんだんフェイドしていくときに携帯の音を鳴らす奴がいた。これは本当に最悪。7回近く鳴らし続けるという「暴挙」でした。小説を読んでいる人にその結末を先に教えてしまうことよりも最悪。「この静寂に至るシーンを聴くために」来ている人もいるくらいの大事な場面での出来事でした。

2.悲愴が終わりカーテンコール中にぞろぞろと席を立って帰る奴らが続出。それも若い人ではなくある程度年齢の行っている人たち。信じられない・・・これはマナー違反じゃない??演奏者に本当に失礼。金管をはじめとして本当にすばらしい演奏を聞かせてくれたオケに対してその仕打ち?これには本当にびっくりしました。

3.拍手タイミングのミス2度も。ブラームスVコンの第一楽章が終わるといきなり結構な拍手。おいおい、そのタイミング??この人たちひょっとしてこれでブラームス終わりだと思った?たしかにあまりの熱演に対して特別に楽章の間で拍手が起こることはまれにありますが、そこまでのものではなかったはず。当の指揮者が拍手が起こったことに驚いていましたから・・・。まあ、すばらしいと思った人が多かったんだろうと心の中で処理したのですが、その後チャイ6の第3楽章が終わったあとにまたもや。たしかに悲愴の第3楽章は盛り上がり方、そして最後の決め方がほかの交響曲で言うところの第4楽章っぽいところはある。それは認めるが・・・。でも2度目はいかん!それに悲愴はメジャー中のメジャーでっせ?せめていくつの楽章があるのかくらいパンフレットにも書いてあるんだから先に読んでおいてくれ~。
客の質が悪い事を見抜いていたであろうユロフスキが今度はそんな拍手にはまったく動揺せず3楽章と4楽章の間をあまり取らずスムーズに移行。えっまだあるの?って感じで拍手がぱらぱらと無くなっていった。ありえねぇ~


クラシックの鑑賞は一般で思われているほど堅苦しいものではない。ただ、最低限守っておかないといけないルールは知っておくべきだろう。クラシック音楽が盛んなヨーロッパのロンドンでまさかそんな基本的なことができない客が大量にいるとはびっくりさせられた。



話は戻って、ロンドンフィルは間違いなく一流のオケで指揮者も今後世界のクラシック音楽界を引っ張っていくような存在になる可能性を秘めている。もしロンドンに住んでいる、また行く機会があったら時間を作ってぜひロンドンフィルのすばらしい音楽を楽しんでみてください。

来週は久々にRoyal Opera HouseでLa traviataを鑑賞してきます。たのしみ。

応援お願いします。

0020/01/29

MBOを身近に感じる



先週ピカデリーへ行ったときに風景になんとなく違和感があることに気づいた。
いつもとなんか違う。。


その原因は…



Zavvi!


しばらくニュースに疎い生活をしていたので知らなかったのだが、Virgin Megastoreはもう存在しないのね。つい先日までVirgin Megastoreとしてピカデリーサーカスの一等地に存在していたあの赤いCDショップは緑色のZavviとして装いを新たにしていた。

どうもいきさつはMBO(Management Buyout)だったらしい。
Virgin Megastoreの経営陣が親会社であるVirginグループから株を購入しVirginグループから独立をした、ということ。


ただ、以前に比べて店内の客数が減っていたのが気になった。
いきなり新ブランドとして立ち上がることは経営陣にとっては心機一転気持ちのいいものかもしれないが、顧客がそれについて来られて無いのでは?

もちろんVirginの名前をつかえる権利をVirginグループから与えられなかったのかもしれないが、名前とブランドの色を一気に変えてしまうことはかなりのリスクを伴うように思える。実際に僕はCDを買いにVirgin Megastoreに行こうと思っていてZavviに変わっていたことを発見し、なんだか入店するのをためらってしまった。

知っているブランドが突然名前を変えると顧客が店に対して持つイメージも大きく異なる。ある程度の時間をかけて築かれたVirgin Megastoreの名前自体が十分な資産として実際の売り上げに貢献していた部分もあったはずで、それを完全に手放しての再出発はかなりのリスクが伴うように思えた。

去年末に受けたブランドマネージメントの授業で学んだこととしてブランドのイメージチェンジはじっくりと時間をかけないと失敗する。ZavviはMBOなのでこの話が当てはまるかは疑問だが、いきなり名前の変更(ヴァージンの名前をまったく含まないもの)+店のイメージ色を赤→緑へ変更という大きな変化を経て、旧Virgin Megastoreが今後どのようなビジネスを展開していくのか、とても気になりました。


そして結局そのZavviの品揃えで満足せずHMVに行った僕はカラヤンのベートーベン交響曲集を衝動買い。カラヤンは全体的にあっさりしすぎちゃってるから5番(運命)のような重たい雰囲気を出してほしい曲はいまいちだと再認識。その反面、6番(田園)や7番はカラヤンのよさがすごく出てて楽しめました。

今週末はLondon Philpharmony Orchestraのチャイ6(悲愴)を楽しんできます。

Virgin MegastoreがMBOされていたことを知らなかった人はぜひ下の絆創膏をクリックおねがいします。

0020/01/25

音楽月間



最近の風邪の影響で副鼻腔が痛んでいます。いい加減治らんのかなぁ?


それはともかく、来週からは音楽月間を楽しむことになりました。
以前のブログでいくつかのコンサートが取れたことを書いたのですが、今日幸運にもウィーンフィルのチケットもゲット。毎年ニューイヤーコンサートをやっているあのグロッサーザールにゲルギエフ指揮ウィーンフィルのチャイコフスキーの悲愴を聴きにいけることの喜びを噛み締めています。

帰国まで残り少なくなり、勢いに任せ昨日は新たにモーツァルトの魔笛もオペラハウスに見に行くこと決定。パパゲ~ノに癒されてきます。夜の女王のアリアも楽しみ。
日本ではなかなか行くことのできないオペラやクラシックコンサートを思う存分楽しんで、日本に帰ってからの活動の糧とします。


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0020/01/16

ゲルギエフ





先日時間も無いのにぷらぷらとネットサーフィンを。今日はそこで見つけたスペシャルなイベントをご紹介。クラシック好きにしかわからないかもしれませんので、あしからず~


クラシック好きの血が騒ぎロンドン交響楽団のページへと。(ちなみにロンドンフィルと交響楽団は別物です)
そこで驚くべきイベントの告知…



指揮者:ヴァレリー・ゲルギエフ
演目:マーラー交響曲8番
会場:セントポール寺院



何ですかこのスペシャルなイベントは!あまりの衝撃にくらくらとめまいが。


指揮者がまずゲルギエフ。僕の大好きな指揮者の一人。
彼で有名なのはラフマニノフ交響曲2番をキーロフでやっているのと、ウィーンフィルとのチャイコフスキー5,6番。特に彼のチャイ5は美しい中に力強さを感じる。頭の中を「運命の動機」が流れてくる。た~たたた~たたたった~♪
これだけでもよだれの出そうなこのイベント。

そこにきて演目がマーラー8番。マーラーはあまり好きではないのだが8番は特別。別名「千人の交響曲」。実際に1000人の合唱団がいるかどうかはかなり微妙だが、かなり多くの合唱団を引き連れてとても壮大なこの交響曲。わかりやすく言うならばベートーベンの第9をもっと大きくしちゃった感じでしょうか。もちろん音楽の持つ意味は第9とは違いますが。規模がでかすぎるためめったに公演されることがないです。

そして会場が説明の必要が無い、ロンドンの有名建築物のひとつであるセントポール寺院。


あ~これはすごすぎる~~(くらくら)


そして日程を見ると…

7月9日、10日…


ああ、帰国後ね。


??
き・こ・く・ご~~~~~??!!


むりじゃん。


このためだけにロンドンに来てやろうかと真剣に悩んでしまいました。



とりあえず悔しかったのと、ゲルギエフ見たさでマーラー7番を扱う3月の公演と、その勢いに任せて、ロンドンフィルのイケメンである(?)ユロフスキー指揮のブラームスバイオリン協奏曲とチャイ6(悲愴)の公演のチケットを予約してしまいました。


そして現在ウィーンフィルで2月に行われるゲルギエフ指揮の公演のチケットをゲットしようと奮闘中。ヨーロッパ在住最後にクラシック音楽の聖地、グロッサーザールに行きたい!!ウィーンフィルの公演を聴きたい、そしてゲルギエフのチャイコフスキーを聴きたい!という気持ちをモチベーションにがんばっていますが、難航中。いい方法を知っている方がいらっしゃったらご連絡ください!!

音楽好きならぜひ下のクリックをお願いします。

0020/01/14

事の顛末



先日の不幸な日の続報。

ブログアップ後、友人の誕生パーティーに参加するためにメイフェアといわれるロンドンの中心部のクラブへと。
時間を守らないのが当たり前、パーティーは時間に遅れてくるのがルールだと思い込んでいる参加者が案の定30分ほど遅れてくる。僕もそうだろうと思い同じように30分遅らせて参加。ほぼ同時刻に全員集まる・・・・

会場は小さな路地の奥まった場所にあって、1回はレストラン。パーティーは地下のクラブで。暗い+大音量のクラブミュージック。このごろ慣れては来たものの、この環境下はNon-Nativeにとって会話を成立させるのに酷な条件。酔っ払ってみんな早口になる上にうるさいから聞こえやしない。しかしNative同士だと会話が成立してる。やっぱり母国語は聞こえるのね。

で、やはり不幸の日らしく当然不幸が。


ガシャン、という音とともに左のわき腹や左腕に冷たい感触が広がる…
ま・さ・か・






近くに座っていた奴が見事なまでに赤ワインの入ったグラスを倒す

大量のワインが僕の座る付近へ。

白いニットのシャツに「これでもか!!」というくらい飛んできた。

赤ワインで世界地図を僕のシャツに見事の描写。
何じゃこりゃ~死にたくねぇよ~



そのとき時計は12時近くを指していた・・・不幸の日のとどめ、ね。
大音量のダンスミュージックの中にもかかわらず、頭の中では今日のテーマ曲としてラフマニノフの「ヴォカリーズ」が流れて…



不幸中の幸いは、白のシャツに赤ワインなので自分でもびっくりするほど諦めがついたこと。無理だもん、タンニンの入った赤ワインの色をとるなんて。怒ることもブルーな気持ちになることもなかった。


そうして不幸な日もようやく12時を過ぎ、怒鳴りあうように会話をしてのども順調に壊れて来たあたりで家路へ。帰りはまったく何も起こりませんでした。日付も変わり運気回復?


厄払いクリックお願いします。

0020/01/04

Mamma mia!



今日は久しぶりにピカデリーへ。
目的はミュージカルMamma Mia!を観劇すること。

5年以上前にロンドンで見て以来2度目。前回はABBAの音楽をベースに楽しいミュージカルだなという印象を持った記憶がある。

以前にMamma Miaが行われていた劇場は今はメリーポピンズに変わっていた。以前の劇場はかなり広く、舞台までの距離がかなりあった。今の劇場はピカデリーに程近い場所にあり、劇場も中規模。チケットは2階席を取ったのだが、これが正解。すごく見やすい。以前は舞台上での表情が見づらかったのだが、今回はくっきりと(席の違いではなく一昨年受けたLASICの効果か???)

表情が見える分だけ今回はより感情的な部分も見ることができたような気がします。前回よりも俳優さんたちの歌唱力が落ちているという印象を受けたが、その代わり音声や仕草でわかる感情以外に顔の表情という大きな感情のパーツがそろい、より感情移入しやすかった。

内容はネタばれになってしまうので割愛するとして、ABBAが好きな人には特にお勧めです。僕もABBA好きなので、知っている曲ばかりで構成されるこのミュージカルは楽しくてしょうがない。そしてこのミュージカルの特徴は、普段暗い雰囲気の演目が多いロンドン発のミュージカルにおいて異色の「後味すっきり」の劇であること。

日本の劇団四季で満足してしまった人も、今までまったく見たことなかった人も、ぜひMamma Miaをロンドンにて観劇ください。

応援お願いします。

0019/09/07

パバロッティ



昨日の台風の話題に隠れてしまっているが、ルチアーノ・パバロッティが死去した。
すい臓がんを手術をして療養中だったようだが、かなりのショックがあったりする・・・

パバロッティといえば「トゥーランドット」のカラフが歌うアリアNessun dormaが有名だが、それ以外にもたくさんの名演を残してきた。高音で感情的に歌うパバロッティがこの世からいなくなってしまった。3大テノールでも別格で好きだった彼が…

そしてイケメンが多い新3大テノール(アラーニャ、ボチェッリ、ラ・スコーラなど、諸説あり)の時代へと変わっていく。
時代が移り変わっていく…

応援お願いします。

0019/06/05

コンサート



今日はロンドン郊外Croydonに出かけ、クラシック音楽鑑賞。
LBSの2年生の先輩にお誘いいただき、数名で小旅行。

コンサートはBenjamin Zander氏のもとPhilharmonia Orchestraが演奏。
曲目は
Mussorgsky Introduction and music from Khovanschina
Rachmaninov Piano Concerto No. 2
Tchaikovsky Symphony No. 5

ひょっとしたら知っている人もいるかもしれませんが、Benjamin Zanderさんはボストンフィルの指揮者で、オーケストラをまとめた経験を発展させてコーチングやリーダーシップについての講演も数多くこなされています。
今回のロンドン公演の間にもLBSにてコーチング関連の公演をしていただいたそうです。

そんな状況はさておき、今回の演目を聞いたときから興奮が止まらず。
大好きなラフマPコン2番とチャイ5がすばらしい指揮者のもと、すばらしいオケで聞ける!!

ここからはクラシック好きらしく暴走気味に…

ラフマニノフのPコン2番はピアニストのタッチが強すぎたこともあり、それを調整するためにバイオリンを抑え目に構成していた。これがすばらしい旋律をさらに際出させる結果にも。

チャイ5はちょっと早めのピッチで勢いよく。木管楽器の奏者が本当にすばらしく、間違いなく今まで聞いた演奏ではピカ1!

こんなすばらしい演奏をそれほど高くない値段(一人当たり5千円以下)で聞くことが出来る今の環境を喜ばずにはいられませんでした。

ちなみにチャイコフスキー交響曲5番は「僕のお勧めクラシック」として、聞かれるたびに答えています。週末の夜にのんびりと「運命の動機」と呼ばれるメロディー部分を何度か聞きながら人生についてゆっくりと考えるのもいいかもしれませんね。