0020/02/23

リスボン


今週はポルトガルへ。
ポルトガルといえば大航海時代とエッグタルト!
(それしかイメージが出てこないのか、と自分でもがくぜんとしてきますが)

今回のポルトガル旅行ではリスボンに滞在し、リスボン周辺の建築物や街の周りを楽しむと同時に世界遺産に登録されているシントラという地域にも足を伸ばしてきました。

今日はそのうちのリスボン旅行記を。

リスボンでの見所として設定したのはこれまた世界遺産として登録されているベレン地区にあるジェロニモス修道院、ベレンの塔です。

ジェロニモス修道院にはかの有名なバスコ・ダ・ガマのお墓があります。
ウィーンなどで乗ったトラムに似た市電に乗ること30分で到着。

ファサードの迫力はそれほどないが、とりあえず中へ。




中にあるのはとても重厚な雰囲気の漂う大きな教会。
マヌエル建築の最高傑作、らしい…(これまた知識がなくて実際のところどんなものかはわからないが、とにかくすばらしかった)




そんな教会のなかにはバスコ・ダ・ガマのお墓。
彼の偉業を示すかのようにお墓の中心には帆船をイメージしたマークがきっちりと刻まれていました。





そして一番の見所は回廊。
きれいな青空に照らされた柱や天井に張り巡らされている紋章をとてもきれいに見ることができました。



ジェロニモス修道院の後はベレンの塔へ。

海に浮かんだように見えるこの塔も世界遺産。
塔を囲むように緑あふれる公園が広がっていて、観光客だけでなく日光浴を楽しむ人、ジョギングする人の姿も。





修道院の近くには発見のモニュメントといわれる大きな記念碑が。大きな帆船の上に大航海時代に活躍した人たちが集うモニュメントで、いかにもポルトガルという雰囲気漂うものでした。



先端の人(エンリケ航海王子)が持っているものも帆船。

これから起業していこうという自分と姿をダブらせてみる…自分にとって帆船にあたるものはいったいなんだろう?MBA?医者としての資格や知識?それとも熱意か?


市街地に帰ってきて大量のシーフード料理を食べ満足。
来るまでのリスボンに対する期待値があまり高くなかったことも幸いし、思った以上に有意義な時間をすごせました。



明日はシントラ編をアップします。

クリック応援お願いします。

0020/02/19

Two-sided Market



現在取っているEconomics of Competitive Strategyというクラスがなかなか面白い。
話題は以前書いたPricingからIP管理、そしてこの2週間はTwo-sided Marketについて学んだ。

講義の名前からしてGame theoryや需要供給曲線を使いまくるのかと思っていたが、実際は違う。ベースとなっている経済学的知識はわかりやすいように要約し、実際のビジネスでその理論が使われているかということに注目した授業構成となっている。

Two-sided Marketとは属性が異なる2つの顧客を持つビジネススタイルのこと。たとえばゲーム業界がそう。任天堂を例に考えると顧客はエンドユーザー、そしてソフト開発会社となる。なんでソフト開発会社が顧客になるのかと疑問を持つ人もいると思うが、ファミコンのソフトを作るためにソフト会社は任天堂からチップを購入する必要があり、ゲーム小売価格の20%くらいを任天堂に支払う事となっていたからだ。2つの収入源を確保し、その結果ファミコン本体の値段をその当時の主要競合のものよりも数段安く設定でき、結果としてエンドユーザーが大量にファミコンというプラットフォームに参加した。(ファミコンの場合はソフト開発本数を限定し品質管理を徹底したり、自社によるソフト開発、マーケティングが大成功したというほかの要因も当然あったのだが)

その際に自社のプラットフォームをベースとするビジネスモデルでどちらからメインでお金を取るのか(Money-side)、その一方でMoney-sideのひきつけるために十分なもう一方の顧客(Subsidize-side)の数をどのように管理するか。それはPricingだけでなくIP管理(シェアリングorがちがちに保護)、参入タイミング、スイッチングコストなどなど、さまざまな要因の複雑に組み合わせながらマネージしていかなければならない。どっちをMoney-sideもしくはSubsidize-sideにするかというのも重要な要素(これはPrice Sensitivityをはじめとするいくつかの因子で決定します)。

AdobeのPDFフォーマットはなかなか面白いビジネスモデルで、2つの顧客層(ソフトを使って書類を読む人とソフトをつかって書類を作る人)のうち読み手からは一切お金を取らずユーザー数を増やすことを第一目標においている。その一方で売り上げはソフトを使って書類を作る人(Acrobatを使う人のこと)から。Acrobat Readerをつかって書類を読むユーザーを増やすことでPDF形式の書類の需要を増やし、その需要にこたえるべく書き手がお金を払ってAcrobatを購入する。

そんな例をたくさん扱いながら自身のビジネスモデルに役立てられるかを考えた。
でてくる、でてくる。(そのうちのいくつかは自分がやりたいビジネスとはちょっと違う方向に行ってしまうのだが)

何とか自分が本当にやりたいこと、顧客が望むこと、そしてちゃんとビジネスとして成り立つことを可能にするプランを作り上げるにはもう数段階のモデルチェンジが必要だと現在痛感している。その一つの答えとなるかもしれないTwo-sided marketの知識を得られたことは幸運だったと感じる。

明日からボツボツとリスボンに行ってエッグタルトでも食べながらビジネスプランを練ります。なにか新しいアイデアがポルトガルの空から降ってくることを期待して。


応援お願いします。

0020/02/18

ニーズ≠買いたい



自身のビジネスを見直し中。
そこで必ず大きな壁にぶつかる。それは題名にもあるように「ニーズ≠買いたい」という問題だ。

いい商品やサービスがある、客のニーズもそこにある、しかし客がお金を払ってそれを獲得しようとするかどうかはまた別の問題。

今考えているビジネスがまさしくこの部分で引っかかっている。
客のニーズはどうやらありそうだ。
サービスに関してはできる限りいい物を提供しようと思うし、明らかに現状存在するものよりはいろんな面で優れていると思う。
問題はそれに対してお金を出そうと顧客が思うかどうか。

どうやって狙っている顧客層を引っ掛けてくるか…お金を払ってまで得たいと思えるような魅力あるサービスや商品を提供できるか…

悩みが深くなっていく今日この頃です。
一度今あるビジネス構想を完全に崩して一から考え直す方がいいのかも…
急がば回れ?

応援お願いします。

0020/02/17

MBAインタビュー対策



このところ検索でLBS+インタビューという項目が多かったので、ちょっとそれについてコメントします。

MBA受験での山は3つ。TOEFL、GMAT、そしてインタビューです。
TOEFLやGMATに関しては根性で勉強してください。同時期に情報を交換できたり愚痴をこぼせる仲間を作っておくとがんばれることが多いです。

そしてインタビューに関しては「自分のありのまま」を表現する、ということがアドバイスでしょうか。

LBSにかかわらずMBA受験でインタビューの間確認されているであろうことは主に以下の4点。
1.その人のキャラクター
2.MBAを取る動機
3.エッセイとインタビューとの間に矛盾がないか
4.英会話力


1にかんしては簡単に言うと「この人は自分と同じ学校の卒業生(生徒)にふさわしいか、この人と『同じグループ』としてほかの人に認識されても恥ずかしくないか」というところを見ます。受け答えや姿勢、そしてちょっとしたことで出てくる雰囲気などが重要かもしれません。これはそうそう簡単には変えられるものではないのですが、模擬インタビューを誰かにやってもらいその感想を聞いたりビデオで自分の姿・動きを確認するといいかも。話すときの癖で相手に与えるインパクトは大きく違ってきます。

2と3はほぼ同じことです。「なぜMBA、なぜこの学校?」という問いに対してしっかりと答えられることが大切。エッセイカウンセラーの作ったシナリオを提出エッセイにただ書いただけの人はこのあたりで信憑性が問われます。
学校によってはそのエッセイと関連した質問をインタビューの場で聞いてくることがあります。その際に3に書いたようにエッセイでの方向性とインタビューでの答えの方向性がぶれると大きなマイナスとなるでしょう。
対策としてはしっかり自分の書いたエッセイをインタビューの前に読み込むこと、そして考えられるであろう質問を自分であらかじめ列挙しておき、それに答えられるようにしておくことでしょう。

4はしっかりと相手の話を聞く事、聞かれている内容をしっかり理解すること、何を答えるのかを頭の中で整理してから話すこと、あたりが対策でしょうか。日常会話のように答えて対応できるだけの英語力がある人ならいいのですが、日本生まれ日本育ちのドメドメの人には難易度が高いです。話してしてめちゃくちゃな内容にならないように注意です。文法・語法のテストではないので僕の場合は自分の思っていることをわかりやすい言葉で表現するように心がけていました。

自分をエッセイやインタビューで無理やり飾るとボロがでやすいように思えます。自分の本来の人格を出し好印象をインタビュアーに持っていただくこと、自分のエッセイの内容を再確認すること、会話は一度頭の中で整理してから発言すること、それらをしっかりと行えばインタビューはうまくいくことが多いでしょう。もちろん合格に関しては競争相手がいるのでそれ次第ですが…

これからインタビューに望まれる方、悔いのないようしっかりとした準備で臨んでください。

少しでも参考になったようでしたら下のリンクのクリックお願いします。

0020/02/14

魂の声


今日のゲルギエフ指揮ウィーンフィルの演奏はすごすぎました。
うまいという表面的なもの以外に「魂の声」を聴くことができました。
それはチャイ6(悲愴)だけではなくプロコフィエフのPコン2番のピアニスト(Yefim Bronfman)からも衝撃を伴って心に響きました。

今までの自分の生き方やこれから進めていく起業をもう一度しっかりと見つめなおそう。そう思わせるだけの力を感じました。

いつも寸評を入れようと思うのだが、今日に関しては何もいらない。
唯ひとつ、「一生のうちに一度味わえるかどうかわからない魂の声を聴くことのできる演奏」を体験しました。

自分の仕事に魂を込める、その過程は芸術だけの話でなくビジネスや人の生き方にも通じる部分がある。このところ自分の気持ちに若干嘘をつきながらプランを作ってきたような気がする。

どうやったら会社として成り立つか、どうやったらお客さんがたくさん来るか、どういうお金の使い方をしていけばいいか、などなど。そんなことを知らず知らずのうちに一番の優先度を持って考えるようになっていた。


でも今日気付いた。僕の提供するものを使いたいと思う人に対して僕の「魂の声」が伝わるような熱いサービスを提供したい。MBAの知識や技術はそれを達成するための道具でしかない。そんな大切なことを軽視していた。

本当に大切なものや自分が生きていくことの証を考え直すこと、そして自分のやるべきことを魂を込めて取り組んでいる人に対して少しでも手助けになりたい。自分にしか出来ない方法で必ず…

とにかくやれることから一つずつがんばります。

クリックお願いします

0020/02/13

AIDA@WIENER STAATSOPER


今日ヨーロッパは霧がひどく、飛行機が遅れたりキャンセルになったりと大変な一日となりました。僕の乗る予定だった飛行機もしっかりと1時間遅れとなりました。

ウィーンはやっぱり寒かったです。空港に着いたときは外気温ー2度。霜だらけで外が白い。
耳が痛い、頭がだんだん痛くなる、そして足の先からも寒さが。


そしてこの街は音楽に溢れています。コンサートは毎日たくさん催されているし、音楽好きにはたまらないお土産やもたくさん。(見事に僕もはまってしまいました)
モーツァルト、ベートーベン、シュトラウス、ブラームス・・・・・・彼らが見ていた風景の一部を今自分が見る機会を得られたことに感謝感謝。


街中の公園にあったモーツァルトの像を見た後シュテファン大聖堂へ。すばらしいゴシック建築を楽しんだ後軽く食事をしていよいよウィーン国立歌劇場へ。


建物のイメージはパリのオペラ座を若干スケールダウンさせた感じでしょうか。ただ座席からはちょっとした気品の高さを感じる。

そしていよいよ開演。

ズービン・メータが現れた。生メータにプチ感動した後ラダメス役のリチートラが登場。最初若干音がぶれたが、その後は甘い歌を聞かせてくれた。

今日の演奏でよかった点は、AIDA役のHui Heがとても力強い歌を聴かせてくれた事、リチートラの繊細な歌。そして斬新な舞台演出。ウィーン歌劇場のイメージとは違った斬新さが見事でした。

そしていけてなかった点はオーケストラ。まず全体的に音が大きすぎる。歌手の声が聞きづらいくらい大きかった。そして金管の音が割れまくり。ロンドンフィルの金管のすばらしさを聴いたあとだったのでその比較で「いけてない」度合いを高く感じる結果に。オケの音の大きさはひょっとすると歌劇場の作り自体の問題かもしれない。オケのスペースはある程度舞台で隠れることが多いのだが、ウィーンでは全体がむき出しになっている。その分音が全体に響きやすい。
オペラの楽しみ方の違いで、オケの音を主に味わうウィーンと、舞台上での歌唱やせりふを満喫するロンドン、みたいなものがあるのかもしれないと勝手な仮説を立てつつ、それでもしっかりと楽しんできました。

本物を5感で感じること、それを通して自分が小手先ではなく本物のサービスを顧客に提供したいと思えるよう人間力を鍛える、そんないい機会となっていると信じてます。

応援お願いします。

0020/02/12

ウィーン前日



明日からウィーンに行ってきます。

目的は
1.ウィーン国立歌劇場でAIDAを観る
2.ゲルギエフが振るウィーンフィルのチャイ6(悲愴)を聴きに行く
3.街の雰囲気を楽しむ
の3つ。


今回のAIDAは贅沢。
指揮:Zubin Mehta
Amneris:Marianne Cornetti
Aida:Hui He
Radames:Salvatore Licitra
Amonasro:Marco Vratogna

特にSalvatore Licitraは僕の好きな歌手の一人。5年ほど前にMarcelo Alvarezと一緒にDuettoというCDを発売し、その美しさに完全にやられました。いまでも時折聴いては癒されています。もちろんZubin Mehtaの指揮もすごく楽しみ。


ゲルギエフの悲愴はCDも持っているがやはり生で聴きたいということで、根性入れて何とか定価でいい席をゲット。ムジックフェラインのグロッサーザールの空気を吸えることにも自分にとって「本物を知る」という大きな意味があります。先日のユロフスキー指揮ロンドンフィルのとの違いも一つの聴き所となりそうです。

ということで3日ほどウィーンでとろけてきます。

ちなみにSalvatore LicitraのCDは以下に。


クリックお願いします。