0019/11/21

雑草認定



日本では今日「ミシュランガイド東京 2008」が発売されるとのこと。
遠く離れたロンドンで僕はその話題に多いな関心を示していた。

東京で働いて来たんだから、実際に何件ぐらい行った事あるんだろう?という興味から、今回星をゲットしたレストランのリストを見た。

3☆
聞いたことあるレストラン多いなぁ・・・目の前を通ったこともあるなぁ。お隣のお店なら行った事あるけど・・・・結局0。

2☆
数も増えて、さすがにこのあたりからはきっと行った事あるところがあるに違いない。
う~~ん、、、、でも見あたらない。ここでも0。

1☆
117件もあるんだからさすがに何件かはある。。。



はずだった。

しかしここでも衝撃の0。


そこで思い出した。
学生時代や研修医時代の貧乏生活を。
自分が雑草であることを。


昔は失うものがないという強みを生かし、割といろんなことにチャレンジしてきた。アメリカの医師免許取得や研修なども、自分のむちゃくちゃなチャレンジ精神から自分で創出してきた。しかし最近は周りの環境に流されて、本来の自分の姿を見失っていた。守りに入ってしまっていた部分も多々見られる。コンサバよりの思考にも磨きがかかっていた。。。今の極貧ロンドン生活がつらくてつらくてしょうがないと思うこともあった。

常に挑戦者であるという気持ちをなくしていた。
雑草は雑草らしくたくましく下から力づくでも這い上がってやろう。
起業でも、雑草のようにたくましく力強い会社をつくっていこう。いろんな壁にぶつかっている現状を何とか打破していこう。そう思うと、この数年感じていなかった自分の中から力が湧き出てくるような気分を感じた。よし、がんばろう!


そこでまた気付いてしまった。

ミシュラン見て、何でこんなこと考えてんの????
冷静になった瞬間に力がどこかへ・・・・・


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0019/11/20

followerの宿命



今日は学校の昼休みに友人とビジネスの話をした。
友人が取っているコースでStrategic Innovationというのがあり、そのコースでのフレームワークや今までの授業の話を総合して、ニッチマーケットから発生したベンチャー企業がマーケット内の大きな競合企業からの「反撃」をかわせるんだろうという話。そこから僕のビジネスの参入戦略や発展戦略についてもいろんな意見を聞かせてもらった。

今現在自分のビジネスプランを書いている最中なのだが、この2ヶ月ほどで大きな修正を迫られていた。それは大きな力を持った競合、「今僕が日本にいない」という場所的な問題、そして時間の制約の3点が主。そもそもブランドイメージがまったくない状況でのビジネスなので交渉という点からもかなりの苦戦が予想される。

そんな中、新しいマーケットが創出されてきてそこに参入する際に「よ~いドン!」のタイミングに自分がその競争に入れず、1,2周遅れで参加する際には自分はFollowerとなり、もし参入のタイミングですでに大手がマーケットをある程度掌握していたとするならば、どうしても参入後しばらくビジネスがうまくいったとしても必ず大手の「反撃」をうけることだろう。
その反撃に耐えうるだけの「エッジ」が自社にあるか、ニッチマーケットの殻から出ずにスモールビジネスを貫くか、もしくは反撃のおこらないような新しいマーケットを創出してしまうか、どちらかの方法での対策が必要となるようだ。


それについて、どんな戦略があるんだろうって話していた。
ビジネスをよく知っている人達にいろんなアドバイスをもらえるこの環境は、お金ではとても測りえない。すばらしいときをすごせていることに感謝。

来年の夏までには皆さんに起業をお知らせ出来るよう日々邁進中です。

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0019/11/15

韓国海苔



学校の秋学期ももう大詰め。
今日はミーティングだらけ。

そんなミーティングのうちの一つ、卒論(セカンドイヤープロジェクトともいう)のミーティングを。テーマは僕の卒業後の起業プランについての提案をするというもの。
それを韓国人で、学校で一番の友達に手伝ってもらって着手。多々問題を抱えてはいるけれど、一つ一つ乗り越えながら、実用的なプランへとなってきている。

そのミーティングで彼からのプレゼント。
「韓国海苔」
岩海苔にごま油をつけて、塩を振ってある、例の韓国海苔。

そして帰宅後早速一袋あけて食べた。


あ~おいしい。日本の味~・・・ん?


日本にいる頃からずっと韓国料理が大好きで、週に一度は赤坂の一龍別館でソンロンタンというスープを食べに言っていた僕にとってはその韓国海苔が日本を思い出す味となっていて・・・・なんか変。

外食のまずいロンドンで高い物価に負けそうになっている僕に愛のクリックを

0019/11/05

マルチビタミンのふしぎ



僕は昔からサプリメントが好きだった。
気持ちの面で、なんとなく健康になれる感じもしていた。
そして大学ではビタミンの話を生化学という授業の中で習った。
しかしその授業はあっという間に終わってしまう、すごく短いものだった。

それからもう10年以上たつ。
サプリメントに対する知識のアップデートをしようと一念発起。
夏にいろんな本を買いあさり、今まで忘れていたような事も思い出した。
面白いところではマグネシウム(ビタミンじゃないじゃん、という突っ込みも大歓迎)が糖尿病の人のインスリン感受性をあげるらしい、とか、前にも書いたOMEGA3などに含まれる脂肪酸が心血管障害の発症率をさげる、などなど(またビタミンじゃないよ・・・)

そんな中で昔からすごく不思議に思っていたことがある。それはマルチビタミンということで売られている錠剤の組成について。
ビタミンには脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンがあって、脂溶性の代表例はビタミンA,Dで、水溶性の代表はビタミンB,Cである。脂溶性というのは油に溶けやすいが水には溶けづらい。逆に水溶性は水に溶けやすいが油には溶けづらい。

水溶性のビタミンは過剰に摂取してもたいていは尿の中に溶けて勝手に排出されることがおおい。つまり過剰症は起こりにくい(もちろん起こりますので飲みすぎには当然注意が必要です)。ただ、ここで問題となってくるのは脂溶性ビタミン。脂溶性のものは油に溶ける。つまり体内の「油が集まる臓器(多くは肝臓や内臓脂肪だったりする)」に溶けて蓄積する。そう、たまっちゃうんです。

ビタミンがたまるんだからいいことじゃないか、と思う人もいると思いますが、そうとは限らない。たとえばビタミンAは目にいいということでよく過剰摂取をする人がいますが、このビタミンの過剰摂取は「催奇形性」、つまり妊娠した際に胎児の奇形を起こすことがあります。また、頭痛や皮膚紅潮、乾燥肌なども起こす。ビタミンDの過剰摂取では体内のカルシウム代謝のコントロール不良となり骨がもろくなったり、結石などを起こしやすくなる。

そうなってくると、マルチビタミンに何でもかんでも入れておけばいい、というものではないということになってくる。多くの人がマルチビタミンをとる理由として美容や代謝といった、水溶性ビタミンであるビタミンBとCによってもたらされる効力を期待して、たまにマルチビタミンを多めに取る人がいるが、残念ながら脂溶性ビタミン過剰症を引き起こす危険性がある。

だからこそ、「マルチビタミンの組成」に関して疑問が出てくる。過剰摂取は十分考えられることだと思うのだが、なぜ脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンをごちゃ混ぜにした錠剤を売っているのか?いっそのこと「水溶性ビタミン」というくくりで、ビタミンBとCを中心にして売ればいいのでは?

きっとそうしないのには何かしらの理由があるのだろうが、それが何なのかは結局のところわからず。
誰かご存知の方がいたら教えてください。

ちなみにマルチビタミンを取られている方は、一日摂取量を越えないように摂取してくださいね。多いほうがいい、ということはありませんので。

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