0020/07/08

兄?



突然だが、僕は3人兄弟の長男だ。
従兄弟とは仲がよく、年上の従兄弟も多くいる。ただ、めちゃくちゃ密に連絡をしているかといえばそうでもない。また、MBA受験の際にお世話になった人たちのなかにも年上でとても面倒を見てもらっている人もたくさんいる。しかしその恩人たちは僕を対等に扱ってくれるため、何となくの上下関係も存在しない。だから体育会関係の特殊な上下関係以外では結局のところ「長男」という役割をいつも負っている。

しかしLBSにきて兄ができた。
いや、兄になってしまった、と言ったほうが正しいだろうか。
何人かできた「めちゃなかよし」のうちの一人である彼は韓国からの留学生。同級生なのだが年齢は6歳くらい上。韓国では年上絶対主義があるらしく、そのルールが僕との関係でも発動。

とにかく面倒見がいい。
半強制的な感じが長男の僕には妙に新鮮。「N、ひるごはんいくぞ!」という感じでぐいぐいとひっぱられる。家にもお食事に呼ばれる。とにかく何かをしてもらうことが多かった。「弟分なんだから、甘えていればいいんだ!」とでも言わんばかりである。

そんなこんなで、2年間めちゃくちゃお世話になった。彼は韓国一の大企業に勤めながらネット上での起業をはじめとした様々なビジネスをすでにやっていたりと経験豊かで、僕のビジネスについてもずっとアドバイスをくれていた。

今日はその彼とロンドンでの打ち上げディナーにいってきた。今まで僕は数えるほどしか支払いをしていないが、彼には恐ろしいほどの回数ごちそうになっている。今日こそは支払いをしようと思ったが、しっかりと押し切られた…。

ロンドンの「兄」ともいったん今日でお別れ。
ちょっとさみしいが、ソウルに帰る彼とはなんとなくだがこれからもずっとこの「兄弟」関係が続くような気がする。そんな関係を作る機会を与えてもらったこの2年間の留学に再び感謝感謝です。

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