0020/05/13

MBA式ダイエット法(仮称)



いきなりですが、ダイエットを始めました。
先日すがた鏡で見た自分の体の醜さに愕然としたのが理由です。
マイナス面からのモチベーションですが、せめてまともな体形に戻るまで頑張ります。

ダイエットは診療でもアドバイスをすることがあるのですが、基本的には自分で「やせたい」と本気で思わないとどんな方法を使っても成功しません。また、現在体重が増えている原因を把握しないことにはスタートもできません。よくお勧めしているのが1週間今までどおりに生活をしてもらって、その間で運動、食事の面での「気付き」を探してもらう方法です。痩せられない原因はそれぞれの人で異なるので、医療従事者側からの勝手な推測で決め付けるのではなく自分で気づくことが大切。そしてその「気づき」をどうやって改善するか、ということに対して実際の行動レベルまで落とし込む。その作業を専門家の知識を「利用」しながら自ら解決方法を探していくというプロセスを経て初めてダイエット開始となります。

このプロセスはMBAの卒業生が進むコンサルタントの仕事と似ている部分があるのでは?と思うので、巷にあふれているMBA式なんちゃら、というネーミングをぱくって「MBA式ダイエット」とでも名付けましょうか。

今回は自分にもあてはめて取り組むことに。まず原因は単純に運動不足と食事量が多すぎる、そして間食が多いことの3点。

運動不足に関してはおそらくスポーツジムなどの施設に現在加入していないため、時間をあえて自分から作ろうとしていないことが原因。これは意識の問題なので、気持ち次第で十分コントロール可能。運動は目的2つ。基礎代謝を上げることと、日常の運動による消費カロリー自体をあげること。基礎代謝を上げるには大きな筋肉系を鍛えるのが一番なので、太股・腹筋を中心に筋肉トレーニング。これは出張中でも気軽に行えるので、気持ちがあれば十分継続可能。

食事に関しては現在実家でのんびーりと過ごしていることもあり、出てきたものをとにかく食べてしまう。それは自分の意志だけでなく周囲の協力も必要なので、なるべく量を減らしてもらう、揚げ物を減らしてもらう、などなどの対策を。食べ過ぎには咀嚼回数を数えながら食べるという方法を採用することに。いちいち噛む回数を数えながら食べていると、そのうちうっとうしくなるため、大量に食べることはなくなるのではないかという自分の性格を加味した上での採用です。
間食は自分の意識の問題。もしおなかがすいてしまってどうしようもない時には、いままで食べていたようなカロリーの多めの物から、カロリーは少ないがおなかが膨れるもの、たとえば僕の大好きなこんにゃくゼリーなどを使用することに。

目標を設定すること、そしてその経過を自分でチェックすることが大切なので、大目標は「まともな体のシルエットをとりもどす」ということ。そのための小目標、指標は「年末までに体重8キロ減(月に体重1キロ減)」。体に無理のないダイエットです。


よく広告などであるダイエット法なんちゃら、という話はあくまで「方法論」です。それ以前に自分がなぜダイエットをしたいのか、そしてゴールは何かということを明確に見つけ、今までの生活の問題点を洗い出すことから始め、その上でどんなダイエット法がいいのかをさがすという流れにしないと、ダイエット効果は出にくいみたいですね。実際の患者さんを観察してきた自分なりの結論でした。

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