0020/04/29

留学と現実のギャップ



日本での起業準備を始めて早1ヶ月。
ロンドンにてアイデアやビジネスプランをしっかり暖めてきたつもりであったが、現実にアイデアを形にする作業は想像以上に時間がかかる。MBAの授業でビジネスの分析や概念は学んできたが、実際にそのビジネス自体を始められないとまったく役に立たない。どうやら起業に必要なスキルとビジネススクールで学ぶスキルには大きな違いがあるようだ。

考えを形に変えるという技術、これは簡単には身につかない。一番大切なのはおそらく行動力。実際に行動しないと何も始まらない。ここの部分で思いがけず留学した成果が出ているように感じる。英語環境で日本以外の土地、そして学校では自分の意見をある程度明確にしていかなくてはならない。そんな生活を経たおかげで、今まで割りと引っ込み思案的なところがあった自分の内面がそれなりに鍛えられ、留学前なかなかできなかったことがスムーズにためらいなく行えている自分がいることに気づく。留学したことで得られたプラス作用か?

実際にビジネスをすることとビジネスを分析することはまったく違うとはいわないが必要となるマインドセットが違う。そのギャップを越えられた時初めてビジネススクールで学んだビジネススキルが生きてくるのだろう。そして今僕はそのギャップを越える作業に追われているわけで…
がんばります


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0020/04/26

松下



先日、故障中の愛機Let's noteの修理を依頼。突然画面が真っ暗になってしまってからは自宅にあるディスプレーにつないで使っていたのだが来月から本格的に始まる大阪や仙台への出張へ対応するにはやはりパソコンは不可欠なので、重い腰を上げてパナソニックの持ち込み修理センターのある秋葉原へ。

そのセンターは秋葉原の電気街の一角にあり、ちょっとうすくらいビルにあった。昼時間帯だったためそのオフィスには数名しかいなかったのだが、ことごとくかなりの年齢の人たちだった。いったん雇用関係を結んだ従業員を大切にするという文化の一端を垣間見たような気がする。

会社の存在意義はたくさんあると思うが、その中でも社会貢献と従業員の生活保障はとても大切。その部分で長期にわたりしっかりと仕事を提供できるだけの経営を行っている松下という会社はやはりすごいなと、いまさらながら感心させられました。

で、パソコンはなんと修理に8万近くかかることが判明…

無念です


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0020/04/22

一つ目の資格ゲット!



先週受験した資格試験の合格通知が来た。
GMAT以来のコンピューターベースの試験を受けるため帰国後3週間使って勉強してきたことが報われた。よかったよかった。この一年は起業の準備をしながらもそれに関連した資格をいくつかとっていくという作業もあり、毎日が必然的に「充実」する。その第一弾を飾れたことをちょっとうれしく感じたりもする。

試験といえばいつも医師国家試験を思い出す。合格率が80%をこえる試験なので一般の人には簡単なように思えるかもしれないが、なかなか厄介。とにかく範囲が広い。

その中でも一番厄介なのは「禁忌問題」といわれる問題。どういう問題かというと、選択式の試験のいくつかの問題では絶対に選んではいけない地雷選択肢というものが存在する。そしてそれを間違って2回「踏んでしまう」と死亡。他の問題が100%できたとしても落とされる。当時僕は点数では基準を超えられる自信があったにもかかわらず、漠然とした不安を常に感じていたのはその禁忌問題の存在が大きい。

そしてもうひとつの難関は「落ちたら恥ずかしい」というプレッシャー。学校内での受験者をみんな知っていること、合格率が高いこと、そして試験に落ちれば医者にもなれず「ただの」人、という状況で学内は試験前になるとなんとも言い表すことのできない「気持ちの悪い」感じになる。落ちたらバレるわけで。

今回受けていく試験たちはそういった変なプレッシャーを感じることなく受けられるため、自分の知識を増やすという目的でもいい経験ができています。次の試験に向けて試験勉強もまた再開です。当然ビジネス準備も順調に進んでいます。早くいい報告をしたいものです。

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0020/04/21

Study groupのメンバーの朗報



先日LBSで苦楽を共にしたStudy Groupのメンバーの一人が婚約したという知らせがメールで届いた。婚約者とは以前から何度もあったことがあり、とうとうゴールインか、という印象を受けた。その婚約パーティーに誘われているのだが、残念ながら僕は今日本にいる。ということで欠席となりそうです。

僕の所属していたStudy Groupは既婚率が高く、今回の婚約の結果まだ結婚・婚約していない人は1人のみとなった。ブラジルから来ていたITコンサルタントのA。相手はずっと固定の人(日系ブラジル2世)がいるのだが彼曰く「結婚して養っていく自信がまだもてない」とのこと。彼は今年33歳になるのだが、そういった慎重な姿勢はグループアサインメントや授業中の発言などと一致していて「彼らしいなぁ」と思わずにはいられない。そんな彼も彼女を連れて7月下旬に日本に来るらしい。その際には案内人としてがんばることになるでしょう。

とにかく、仲間の朗報で元気をもらった一日でした。

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0020/04/17

東急ハンズでお買い物



今日は仕事が早めに終わったため新宿へ。
目的は紀伊国屋で本を探すことと、東急ハンズで最近の流行りものをチェックするため。

紀伊国屋ではあるテーマについての参考書を探していて、実際にいくつか手にとって「いい」と思ったものをメモ。今日は雨が降っていたのでこんな日に重たい本を持って濡れてしまったらいやだということで、帰宅後アマゾンにて購入手続き。


そして東急ハンズへ。ハンズで必ず寄るコーナーは「文具」「健康グッズ」の2つ。文具はとにかく楽しい。今日は昔からほしかった「ちょっとしたときにすぐ使えるメモを格好よく見せるためのメモカバー」とブックカバーを購入。個人事業主なのでこういったものは確実に領収書をゲットしてくる。節税節税♪

メモは常に身の回りにおいていたいと思っている。ふとしたタイミングで思いついたアイデアを確実に後々まで生かすためには30を越えた脳では頼りなく、メモに頼ることにしている。結果、この数年は何かとメモをする「メモ魔」と変貌を遂げました。記憶という脳の1部門をメモ帳に「アウトソーシング」です。

ちなみに僕の部屋にはたくさんのポストイットが張られている。何かあるごとにそれにメモをしては貼り付ける。そして今使っているポストイットは昔ファイザーの人からもらった「バイアグラ」の宣伝用ポストイット。部屋のいたるところでバイアグラの文字が散見されるという異常な状態です。


そしてその後健康グッズコーナーへ。ハンズの健康グッズは本当に面白い。何が面白いかというととにかくいろんな種類の健康法に関連したグッズがあまり関連性もなく並べられている点。育毛コーナーの横にアンチエイジングのサプリが紹介されていたり、時計コーナーの横にアロマセラピーのコーナーが突然あったりと。

今日はそのアロマのコーナーでどっぷりと嵌った。
ロンドンに留学する前は部屋でよくアロマを使っていたのだが、このところあまり使っていなかった。アロマ拡散器が見つからなかったことが大きな理由だったが、今日ようやく気に入った拡散器が見つかった。「買おう!」と即決。

そうなったら今度は使うオイルの検討に移る。
このところ自分の部屋でいまいち仕事がはかどらない。ということで仕事に気持ちよく集中でき記憶力も上がるとされている「ローズマリー」を選択。

雨のなか帰宅し、早速使用。
頭がとってもすっきりする。
部屋のにおいをちょっと変えるだけで仕事効率が上がるのはすばらしいこと。


そんなこんなで、この数日ちょっと進みの悪かった起業準備がはかどってます。

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0020/04/10

「まもなく詐欺」



今日は通勤途中で埼京線、山手線の遅れの被害に遭い遅刻。3月に帰国してからなぜか交通機関との相性が悪い。日本がほかの国と比べて明らかに誇れる「時間きっちり」な公共交通機関でなぜ??と思う日々。池袋にて40分も足止めを食らった。通勤時間帯の足止めは本当につらい。その後ネットで山手線の遅れについてニュースが書いてあり、「最大20分の遅れが出た」と書いてあった。20分???40分以上待たされたんですけど…

そのからくりが先ほど解明した。どうやらJRは遅れを少なく表記するため、大幅な遅れが発生した際には電車を便宜上いくつか「間引き」するらしい。たとえば1時10分発の電車と1時30分発の電車があり、もし両方の電車が30分遅れたときには最初の電車が1時40分に発車となるのだが、その際に1時40分に発車する電車はもともと1時10分発の電車ではなく1時30分の電車だ、ということにしてしまう。そうすると本来30分遅れだったものが形式上10分遅れ、ということになる。すでに原因が取り除かれ運転再開されているという状況下では、ホームで待っている人にとっては次に来る電車が1時10分発だろうが1時40分発だろうが関係はないため10分の遅れとなるのだが、実際に電車の中で待たされていた乗客にとってはしっかりと30分待たされているわけで、遅れは「30分」となる。だから今日は最大20分の遅れだが、実際には40分以上待たされた。

ちなみに、車掌の「まもなく運転再開します」という言葉にはいつもだまされる。「まもなく」というのが5分後なのか、10分後なのか?そういった情報なしで「まもなく」を連発されると、乗客としてはどうしたらいいのか意思決定しづらい。医療やビジネスなどと同じように具体的な情報がもっとほしいと思った。「まもなく」を連発されることがこのところ多かったため、今日その状況のことを「まもなく詐欺」と命名することにした。情報は具体的にしなくては、と今回のことを反面教師にします。


ちょっと近況を。

先週日曜日はLBSから一橋に交換留学に来ているクラスメイト2人と、逆に去年LBSに交換留学に来ていた一橋MBAの学生であるベトナム人の友達も含めた4人で飲み会。英語で話しながらオーダーを日本語で行うのは結構難しいことに気づく。店員さんに英語で話してしまったり逆に友達に日本語で話したり、と。

今日は仕事が珍しく早く終わったため、大勝軒に行きつけ麺を楽しんだ。ロンドンにいて一番食べたいと思ったのはお寿司でも焼肉でもなくラーメンだった。やっぱり日本のラーメンはおいしい。大勝軒自体はかなり久々で、5年以上前行って以来。ロンドン帰りだったからかもしれないが、以前よりもおいしく感じた。ちなみに僕は大勝軒よりも「やすべえ」が好きだったりする。(誰も聞いてないか…)たまねぎをたっぷり入れたピリ辛つけ麺+味玉がおいしい。

と、取り留めのないことをかいてしまいました。
今週もあと少し、がんばりましょう。

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0020/04/07

二足のわらじ



帰国後から題名にあるように2足のわらじを履いている。一つは患者を診る医者。もう一つはビジネスをこれから立ち上げる起業家。それぞれでやることが全く違うため、当然のことながら時間がかかる。僕のビジネスは医療と関連しており、さらには今現在医者として働いている事象にも少なからずかかわっているので、2足のわらじの方向性自体はそれほど大きな違いはない。しかしそれでも恐ろしいほどの時間がかかる。

起業に関わることで特に思うのは、アイデアやビジネスプランを書く作業と実際にそれを事業の形にしていく作業はぜんぜん違うということ。オペレーションを整えたり人を集めたり。だからこそよく言われているようにベンチャーには2種類の能力が必要。アイデアマン(起業家)とそれを現実の形にしていく人(実務家)。僕にはビジネス経験がないこともあり実務面で不安を抱えている。そのため実務関連には特に時間をとられている気がする。

LBSの起業に関わる授業の中で起業にかかるお金と時間に関して表現したいい言葉があった。
「起業にかかる時間もお金も計画のπ倍(3.1415…)かかるものだ」

実際にその作業に取り掛かってみてその言葉が身にしみる。


独立を考えている人はおそらく仕事をしながら自身のビジネスについての準備も行うという、僕が今行っているのと同じプロセスを踏んでいくんだろうと思う。その作業は思った以上に大変だ。だからこそ、「絶対に起業して成功する」という強い気持ちがないと途中で心が折れちゃうかもしれませんね。

ということで、いいたいことは
「いい加減な気持ちで起業はできないよ」ということ。

起業を考えている人、起業プロセスにある人、お互いに自己責任で後悔のないようがんばりましょう。

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ところで、話は変わるが日本の雨とロンドンの雨は根本的に何にか違う気がする…勢いや継続時間が特に。日本の方が雨の「本気度」が強いよね?

0020/04/03

いやな予感が…



僕の身長は182cmで、日本ではそれなりに高い部類に入る。
その身長に関わるジンクスが昔から存在する。
それは「自分より背の高い女の人に会うと必ずその日は運気が落ちる」というもの。
数年に一度起こるこの現象は高校時代から続いている。

今朝仕事への出勤のため最寄り駅で電車を待っていたときに隣で待っていた人が僕よりもちょっと背の高い人だった(ヒールは履いていなかったようでした)。昔からのジンクスがあるためちょっといやな予感がしたが、それが今日一日ことごとく当たった。

1.電車の遅れ
今日の仕事場に行くには3つの電車を乗り継ぐ必要があったのだが、すべての電車が遅れた。最初の電車は3分遅れ、2番目の電車が5分遅れだったため予定と同じ電車には乗れたのだが5分遅れた。その後3本目に乗り換えようとしたらこれまた電車が遅れていて、今度はなんと20分遅れ。結果としてすべて予定と同じ電車に乗れたにもかかわらず現場に着いたのが20分遅れとなり、遅刻しました。

2.好意への仕打ち
2番目の電車から3番目の電車に乗り換える際にJRから東武線へと移動。Suicaにお金をチャージしようと思って切符売り場に行きチャージを終えたところでつり銭の部分に前の人が置き忘れたと思われる130円があった。その気になったらそのままいただいていくことも可能だったかもしれないが、一社会人としてしっかりと対応(当たり前か…)。JRの切符売り場だったためJRの駅員さんに届出。すると何も言わず無愛想にお金だけを受け取り終わり。一言もなし。視線すら合わせず。これはひどすぎる…その駅とは某埼玉県の栗橋駅ですが。善意の行動をすることですごくいやな気持ちになりました。朝からヤラレマシタ・・・

3.大量の受診者
今日の仕事先での予定診察人数に比べ実際に来た人数が1.5倍。当然時間内に終わるわけもなくひたすら診まくりました。4時間半ぶっ続けでとにかく診まくり。サービス残業をして何とか終了。体も心も本当に疲れた。こんなこと滅多にないのに。


ジンクスの話をすると必ず思い浮かぶのが「マーフィーの法則」。一般にマーフィーの法則は「悪い事を思うと実現化する」という風に思われているがそれはちょっと違う。僕はマーフィー信者で、自分の成功を強く思い描くことでポジティブな精神状態を保っていこうと思っている。つまりはいい事も悪いことも強く思い描くと実現化する可能性が上がるということ。そう考えると、ネガティブな思考はやっぱり損する。ポジティブに考え自分がこうありたいと強く思うことが成功への第一歩なんだろう。ジンクスという名の下でネガティブループに嵌ってしまった今日を反省。


そしてまもなく今日が終わります。
明日からはまともな一日が戻ってくることを願って。

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