0020/03/18

MBAで得られるもの



最近友人たちとの会話は「MBAの間で得たものでもっとも大きなものは?」という話題で盛り上がった。とりあえずロンドンを去る寸前となったためこの留学を振り返る機会も多くその話題についてちょっと考えてみた。

一番大きいのは間違いなく友人たち。MBA受験の時に知り合った人たち、学校に来て一緒に勉強をした人たち、同じクラスの仲間、フットボールクラブのチームメイト、ほかのプログラムでひょんなことから知り合いになった人たち、インターンで知り合った人たち、たくさんの出会いがあった。そして試験前で大変なのにもかかわらずお別れ会を毎日のように開催してくれる仲間たちの友情に触れ、本当にロンドンにきてよかったと心から思える。

そして二番目は自分の時間。ロンドンで感じる生活の時間は東京のそれに比べて倍くらいゆっくりと流れている感じがする。それは自分の立場が社会人から一旦学生へと変わったことも影響しているだろうが、それを差し引いてもやはり生活のリズムがゆったりとしている。そのため自分にかかわることを考える時間がずいぶんとあった。自分のビジネスについて、自分の将来について、自分が何をやりたいのか、それこそどこに住んでどういった生活をして、仕事はその中のどういう位置なのか、ということを考えるようになった。これからの人生設計をしっかりと見つめ直す機会を得られたことは大きかった。ヨーロッパ旅行を通じて得られただろう感性もこれからきっと生きてくるはず。結局のところやっぱり僕はヨーロッパが好きらしい。セットアップの煩わしさがなくなり、ある程度の収入源が確保できるのであれば、ヨーロッパに再び住みたいと思う。

三番目は図太さ。得意ではない英語でグループの仕事をしたりプレゼンをさせられたことで、少々のことなら動じなくなった。それは夏のインターンでのプレゼンでも感じたのだが、日本語でのプレゼンに関しての恐怖心が亡くなった。ちょっとしたクレームをつけることも以前は苦手だったが、今は割りとスムーズにできるようになった。総じて以前よりも図太くなった気がする。自己主張するようになったといえるかもしれない。

そして当然ビジネススキルも得られた。特に戦略、起業関連についてはかなり多くのお土産を日本に持って帰ることができそうだ。学校の授業だけでなく友人たちから教えてもらった有益なビジネスツールも宝物になるだろう。ある程度のビジネス事項について分析や提案できるだけの思考の流れをつかんだ実感はある。もちろんまだまだ経験が足りませんが。

そんな日々もまもなく終わり、スピード感のある東京での生活へと戻ります。もちろんこれからまた新しい「起業」というテーマについて考えいろいろと実行していくことになるでしょう。寂しさとこれからに対する期待感が入り混じった複雑な感情を持ちながら最後の数日ロンドンで過ごします。

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