0020/01/25

Imagination vs Knowledge



今日は帰国の飛行機料金の支払いやオペラハウスでのオペラのチケットの収集に中心部へいき、その後スーパーで買い物をして帰宅。昨日までと違い今日は寒かったため風邪が抜け切らないこの体調にはしんどい外出となりました。それにしても今回の風邪、かなりしつこい。


で、その帰りのバスの中から外を見ていたらとても興味深いフレーズを発見。


Imagination is more important than Knowledge.


アインシュタインの残した言葉らしい。確かにそういう部分もあるよね。ただ、知識も当然大切なのでas important as 位にしておけばより信憑性もありそうだな、と思いながらも若干の違和感を感じる。その理由は・・・




そのフレーズの書いてある建物は地域の大きな図書館。
知識の象徴である図書館からそのフレーズ?



そこでちょっと自分なりにその真意を考えてみることに。

想像力は知識より重要?それは順序として想像力が無いと知識が生まれないから?
確かにある程度の想像力で作り上げた仮説を確認するために知識を得ようとすることもある。
想像力が無いと知識を得る動機につながらない。だからまず想像力を養ってください、って事?まあこれは教育上面白いかも。日本の教育では知識を無理やり与えてその知識の量で優越が決められることが多い。特に文系的科目(社会科はとくに)では顕著。しかし優先順位を明確に想像力>知識とすることで、一番最初にやるべきことは「自分で考える」ということだということを小さいころから植えつければ自動的に自分の意見をしっかりと持てる人間になれる。今の時代日本でも求められている人材となれる。図書館を教育施設として捕らえると十分な理由付け。「やらされている感」に基づいた知識の埋め込みは将来絶対に頭に残らない。将来に自分のなりたいもの、やりたいことを「想像」し、それに基づいて必要な「知識」を自ら得ようとするのであれば、きっとその効果はやらされている勉強より数段にあるだろう。明確な目的を持ってMBA留学している人とそうで無い人との違いはここで出てくることが多いと感じる。

でも逆に知識から想像力が生まれる、という面もある。
ベースとなる知識があり、それを知っているからこそ出てくるアイデアというのは非常に有用であることが多い。もちろん常識にとらわれて新しい考えが出にくくなるという問題もありますが。

そうなってくると想像力と知識は鶏と卵的な話になって、どっちが先でどっちが後という位置づけをすることはできない。そしてどちらが重要かということも明確には決められない。


ではなぜ知識の象徴である図書館が例のフレーズを前面に出していたか。
僕の勝手な推測では
「明確な方向性を持った人たちに利用してもらいたい、というメッセージを発したかった」
将来何をするかわからないけど漠然と知識を得るために来る人よりも、想像力に基づく何か明確な目的を持って前向きに学ぶ人を図書館として応援したい。


実際の答えはわからないが、自分なりの推測を勝手につくり、教育施設としての図書館のあり方に実にあったフレーズだと思うことにした。なんだか気持ちのいい結論だ。



結局のところ自分で好きに解釈すればいいのさ・・・
それもひとつの想像力。

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