MBOを身近に感じる
先週ピカデリーへ行ったときに風景になんとなく違和感があることに気づいた。
いつもとなんか違う。。
その原因は…
Zavvi!
しばらくニュースに疎い生活をしていたので知らなかったのだが、Virgin Megastoreはもう存在しないのね。つい先日までVirgin Megastoreとしてピカデリーサーカスの一等地に存在していたあの赤いCDショップは緑色のZavviとして装いを新たにしていた。
どうもいきさつはMBO(Management Buyout)だったらしい。
Virgin Megastoreの経営陣が親会社であるVirginグループから株を購入しVirginグループから独立をした、ということ。
ただ、以前に比べて店内の客数が減っていたのが気になった。
いきなり新ブランドとして立ち上がることは経営陣にとっては心機一転気持ちのいいものかもしれないが、顧客がそれについて来られて無いのでは?
もちろんVirginの名前をつかえる権利をVirginグループから与えられなかったのかもしれないが、名前とブランドの色を一気に変えてしまうことはかなりのリスクを伴うように思える。実際に僕はCDを買いにVirgin Megastoreに行こうと思っていてZavviに変わっていたことを発見し、なんだか入店するのをためらってしまった。
知っているブランドが突然名前を変えると顧客が店に対して持つイメージも大きく異なる。ある程度の時間をかけて築かれたVirgin Megastoreの名前自体が十分な資産として実際の売り上げに貢献していた部分もあったはずで、それを完全に手放しての再出発はかなりのリスクが伴うように思えた。
去年末に受けたブランドマネージメントの授業で学んだこととしてブランドのイメージチェンジはじっくりと時間をかけないと失敗する。ZavviはMBOなのでこの話が当てはまるかは疑問だが、いきなり名前の変更(ヴァージンの名前をまったく含まないもの)+店のイメージ色を赤→緑へ変更という大きな変化を経て、旧Virgin Megastoreが今後どのようなビジネスを展開していくのか、とても気になりました。
そして結局そのZavviの品揃えで満足せずHMVに行った僕はカラヤンのベートーベン交響曲集を衝動買い。カラヤンは全体的にあっさりしすぎちゃってるから5番(運命)のような重たい雰囲気を出してほしい曲はいまいちだと再認識。その反面、6番(田園)や7番はカラヤンのよさがすごく出てて楽しめました。
今週末はLondon Philpharmony Orchestraのチャイ6(悲愴)を楽しんできます。
Virgin MegastoreがMBOされていたことを知らなかった人はぜひ下の絆創膏をクリックおねがいします。
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