0020/01/31

友人のアドバイス



今日はLBSの同級生Rくんに時間をもらって自分のビジネスプランの評価と今後の改善点をアドバイスしてもらった(Rくん、ありがとう!!)。事前にプランを送っていてそれについてのフィードバックはすでに詳細にもらっていたのだが、今日はそのバックにあるマーケティングや戦略の方法をレクチャーしてもらい、眼からうろこがぽろぽろと。

顧客の行動プロセスからのセグメンテーションやターゲティングなど、おそらくマーケティングでは基本だと思われる部分をより実践に移しやすい形で示してくれたおかげでいままでどうしても実践的になりにくかったマーケティング戦略をブランド戦略を含め自分の頭の中で処理できました。


LBSの弱みの一つはマーケティング分野の教育レベルだとよく言われる。確かにコアの授業でのTake Awayは自分の期待値よりもずいぶん低かったことは事実。そして一番欠けていたのは「全社戦略とマーケティング戦略のリンク」を明確なツールとして提供してもらえなかったこと。ただなんとなくマーケティング戦略の作り方や各ステップのやり方をちょっと教えてもらった、という状態でマーケティングのコアの授業が終わってしまった。

だからこそ今日の個人レクチャーがとても貴重なものとなった。

MBA留学では授業で学べること以外に同級生からも学ぶことが本当に多い。
学校での授業や課外活動、同級生からの学び、そして海外生活そのもの。それらを一つのパッケージとして考えたらMBA留学はとても価値のあるものだったと言えるだろう。

そんな留学生活もあと2ヶ月を切った。学びも遊びもラストスパートです。



ところで、LBSがFTのMBAランキングで2位になったそうです。
ランキングは基準によって簡単に上下するのでそれだけで学校のよしあしは決められないと思いますが、悪いよりはいい方が気持ちがいいので、まあよかったなと。

学校のランキングは上がるのに自分のブログランキングが上がらないこの実情。ぜひランキング上昇に愛の手を。

0020/01/29

MBOを身近に感じる



先週ピカデリーへ行ったときに風景になんとなく違和感があることに気づいた。
いつもとなんか違う。。


その原因は…



Zavvi!


しばらくニュースに疎い生活をしていたので知らなかったのだが、Virgin Megastoreはもう存在しないのね。つい先日までVirgin Megastoreとしてピカデリーサーカスの一等地に存在していたあの赤いCDショップは緑色のZavviとして装いを新たにしていた。

どうもいきさつはMBO(Management Buyout)だったらしい。
Virgin Megastoreの経営陣が親会社であるVirginグループから株を購入しVirginグループから独立をした、ということ。


ただ、以前に比べて店内の客数が減っていたのが気になった。
いきなり新ブランドとして立ち上がることは経営陣にとっては心機一転気持ちのいいものかもしれないが、顧客がそれについて来られて無いのでは?

もちろんVirginの名前をつかえる権利をVirginグループから与えられなかったのかもしれないが、名前とブランドの色を一気に変えてしまうことはかなりのリスクを伴うように思える。実際に僕はCDを買いにVirgin Megastoreに行こうと思っていてZavviに変わっていたことを発見し、なんだか入店するのをためらってしまった。

知っているブランドが突然名前を変えると顧客が店に対して持つイメージも大きく異なる。ある程度の時間をかけて築かれたVirgin Megastoreの名前自体が十分な資産として実際の売り上げに貢献していた部分もあったはずで、それを完全に手放しての再出発はかなりのリスクが伴うように思えた。

去年末に受けたブランドマネージメントの授業で学んだこととしてブランドのイメージチェンジはじっくりと時間をかけないと失敗する。ZavviはMBOなのでこの話が当てはまるかは疑問だが、いきなり名前の変更(ヴァージンの名前をまったく含まないもの)+店のイメージ色を赤→緑へ変更という大きな変化を経て、旧Virgin Megastoreが今後どのようなビジネスを展開していくのか、とても気になりました。


そして結局そのZavviの品揃えで満足せずHMVに行った僕はカラヤンのベートーベン交響曲集を衝動買い。カラヤンは全体的にあっさりしすぎちゃってるから5番(運命)のような重たい雰囲気を出してほしい曲はいまいちだと再認識。その反面、6番(田園)や7番はカラヤンのよさがすごく出てて楽しめました。

今週末はLondon Philpharmony Orchestraのチャイ6(悲愴)を楽しんできます。

Virgin MegastoreがMBOされていたことを知らなかった人はぜひ下の絆創膏をクリックおねがいします。

0020/01/25

Imagination vs Knowledge



今日は帰国の飛行機料金の支払いやオペラハウスでのオペラのチケットの収集に中心部へいき、その後スーパーで買い物をして帰宅。昨日までと違い今日は寒かったため風邪が抜け切らないこの体調にはしんどい外出となりました。それにしても今回の風邪、かなりしつこい。


で、その帰りのバスの中から外を見ていたらとても興味深いフレーズを発見。


Imagination is more important than Knowledge.


アインシュタインの残した言葉らしい。確かにそういう部分もあるよね。ただ、知識も当然大切なのでas important as 位にしておけばより信憑性もありそうだな、と思いながらも若干の違和感を感じる。その理由は・・・




そのフレーズの書いてある建物は地域の大きな図書館。
知識の象徴である図書館からそのフレーズ?



そこでちょっと自分なりにその真意を考えてみることに。

想像力は知識より重要?それは順序として想像力が無いと知識が生まれないから?
確かにある程度の想像力で作り上げた仮説を確認するために知識を得ようとすることもある。
想像力が無いと知識を得る動機につながらない。だからまず想像力を養ってください、って事?まあこれは教育上面白いかも。日本の教育では知識を無理やり与えてその知識の量で優越が決められることが多い。特に文系的科目(社会科はとくに)では顕著。しかし優先順位を明確に想像力>知識とすることで、一番最初にやるべきことは「自分で考える」ということだということを小さいころから植えつければ自動的に自分の意見をしっかりと持てる人間になれる。今の時代日本でも求められている人材となれる。図書館を教育施設として捕らえると十分な理由付け。「やらされている感」に基づいた知識の埋め込みは将来絶対に頭に残らない。将来に自分のなりたいもの、やりたいことを「想像」し、それに基づいて必要な「知識」を自ら得ようとするのであれば、きっとその効果はやらされている勉強より数段にあるだろう。明確な目的を持ってMBA留学している人とそうで無い人との違いはここで出てくることが多いと感じる。

でも逆に知識から想像力が生まれる、という面もある。
ベースとなる知識があり、それを知っているからこそ出てくるアイデアというのは非常に有用であることが多い。もちろん常識にとらわれて新しい考えが出にくくなるという問題もありますが。

そうなってくると想像力と知識は鶏と卵的な話になって、どっちが先でどっちが後という位置づけをすることはできない。そしてどちらが重要かということも明確には決められない。


ではなぜ知識の象徴である図書館が例のフレーズを前面に出していたか。
僕の勝手な推測では
「明確な方向性を持った人たちに利用してもらいたい、というメッセージを発したかった」
将来何をするかわからないけど漠然と知識を得るために来る人よりも、想像力に基づく何か明確な目的を持って前向きに学ぶ人を図書館として応援したい。


実際の答えはわからないが、自分なりの推測を勝手につくり、教育施設としての図書館のあり方に実にあったフレーズだと思うことにした。なんだか気持ちのいい結論だ。



結局のところ自分で好きに解釈すればいいのさ・・・
それもひとつの想像力。

想像力を養うためには下のクリックを押してほかの世界を覗いてみるのもいいのでは?

音楽月間



最近の風邪の影響で副鼻腔が痛んでいます。いい加減治らんのかなぁ?


それはともかく、来週からは音楽月間を楽しむことになりました。
以前のブログでいくつかのコンサートが取れたことを書いたのですが、今日幸運にもウィーンフィルのチケットもゲット。毎年ニューイヤーコンサートをやっているあのグロッサーザールにゲルギエフ指揮ウィーンフィルのチャイコフスキーの悲愴を聴きにいけることの喜びを噛み締めています。

帰国まで残り少なくなり、勢いに任せ昨日は新たにモーツァルトの魔笛もオペラハウスに見に行くこと決定。パパゲ~ノに癒されてきます。夜の女王のアリアも楽しみ。
日本ではなかなか行くことのできないオペラやクラシックコンサートを思う存分楽しんで、日本に帰ってからの活動の糧とします。


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0020/01/24

Professionalの扱い



昨日は我が家にて友人夫婦が来て、デリバリーで頼んだタイ料理を囲みながら赤ワインを飲んで楽しい時間をすごしました。

が、どうやら僕は赤ワインにあまり強く無いらしく、次の日は強烈な二日酔い。
あたまいてぇ~~~胃もたれもするし・・・泣
朝から鎮痛剤をのみ、たまっていた仕事や来週の授業の予習を終わらす。


その後、ロンドン在住の日本人弁護士の方とチェルシー戦をテレビ観戦するためにパブへ。
二日酔いの影響からあまり飲めず、ジントニック1杯で済ませながらチェルシーの勝利を見届ける。


その過程でお互いの職業の特性から共通の問題があるという話をした。
弁護士も医者も英語ではProfessionalということで一括りにされることがある。
国家資格が必要で、その後の仕事に専門性が出るという点で共通するがもう少し共通点がある。

どちらの職業にもサブカテゴリーが存在する。
医師では内科、外科、産婦人科、小児科などの専門科がある。
弁護士でも渉外弁護士、民事を扱う弁護士、刑事を扱う弁護士などがある。
そしてその専門家の扱われ方も似ている。

医者では、「医者なんだから体のどの部分の話をしてもよく知ってるんでしょ」と思われる。
眼科のお医者さんに泌尿器の話を聞いてもなかなか適切な答えは返ってきづらいが、一般の人は医者は万能だと思ってることが多い。また、専門によって「外科ってかっこいい」とか、「精神科ってなんか怪しい」などと勝手な印象付けをされてしまうことも多い。

弁護士でも同じらしく、弁護士なんだからすべての法律を知っているんでしょ?と思われることが多いらしい。しかし当然ながら専門があるのでその専門分野で特化していく。そして専門によって一般の人のウケも違う。弁護士はやっぱり裁判所に行って弁護人を弁護するんでしょって思われる。民事で和解などの調整をするのも弁護士の仕事。でもビジネスを行う渉外弁護士は弁護士だとは認められにくいらしい。一般の人が「弁護士とはこうあるべき」という印象からずれてしまうと評価が悪くなるようだ。そのあたりで今日一緒にチェルシー戦を楽しんだ弁護士さんは渉外弁護士さんなので、自分のやっている仕事に対する世間の評価が今一よくないことを嘆いていた。

医者も同じで「医者とはこうあるべき」という道から外れると印象が悪くなる。それはほぼ間違いない。そして僕は間違いなく世間一般の「医者とはこうあるべき」の道を外れるわけだ。当然評価も下がるだろう。
それに負けないだけの強い意志を持って自分の信じる道を進むことが必要とされるんでしょうね。自分では持っているつもりなのですが、実際にその場におかれるとどうなるんでしょうかね。


そんな話をすることのできる別業界の人と仲良くなれるのは、ロンドンに住むということのメリットのひとつです。

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0020/01/21

風邪

実を言うとこの一週間ずっと風邪っぴきでした。
そもそもの始まりはあの忌々しい「不幸の日」から。(1/12,1/14日の日記参照)
あの日の誕生日パーティーで友達の奥さんが風邪をひいていて、それをうつされた模様。
症状もまったく同じ。発症時間も日曜日の夜ー月曜日の朝あたりということで、間違いなし。

昔ブログで書いたぺラック風邪薬(過去の投稿参照です)をのんで様子を見ていたらだんだんと症状がのどの痛みから鼻づまりへと。のどの痛みにはぺラックはよく効くんだけど、鼻づまりには今一効きが悪い。

ということで、ウイルス性であることは間違いないので家でのんびりしていました。

風邪にかかわるトピックとしてビタミンCの話。
ビタミンCを大量に摂取すると抗酸化作用や細胞性免疫亢進により免疫機能が上昇、風邪がなおりやすいという風に昔から言われています。実際はどうなのか?

今のところ明確にそれを示した論文は存在しないようです。
ただ、絶対に効果が無い、と書いた論文も存在していません。
つまりのところまだはっきりとはわかっていません。

では、風邪をひいたときにビタミンCを大量に取っていいのかどうか。
それはその人の体質によります。

大量摂取しない方がいいといわれている人は以下の疾患を持っている人。
腎結石
肝硬変
痛風
その他特殊な代謝疾患(おそらくその代謝疾患に当てはまる人は医師から直に話は聞いているとは思いますが)

水溶性ビタミンの危険性は脂溶性ビタミンに比べて少ないことは間違いないのですが、取りすぎはどちらにしてもよくないです。
予防目的には300mg/日、治療目的のときは長期にならないように気をつけながら2000mgを超えないようにしてくださいね。

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0020/01/20

卒論ドラフト



LBSにはほかのビジネス学校とは異なり、いわゆる卒論が存在する。
2nd Year Projectというものだが、これが結構厄介。
2~3人のチームで行うこと、プロジェクトは自分たちで持ってくることの2点が条件であとはほぼほったらかしにされる。もちろん担当教官を選べるのだが、交渉なども含めてすべて学生任せ。結局のところ全部学生がやれ、というスタンスです。

その卒論、2つの面を持っています。
1つは一般的なプロジェクトとしての顔。学生が企業と契約を取り、報酬などの条件を定めたうえでしっかりとした結論を出すプロジェクト。コンサルっぽいです。これに関しては顧客である企業がしっかりと満足するような結果を出すためにしっかりとした分析をする必要があります。
それで終わればまだ楽なのですが、問題はその後。学校に提出するレポートが存在します。9000~15000語のレポート提出が求められます。その内容は、学校で今まで学んできたツールをどのように使ってそのプロジェクトをこなしたか、ということを述べるもの。プロジェクト終了時に作成する提案書とは異なります。

僕たちのグループは僕のビジネスプラン作成という手前味噌なプロジェクトで、12月中旬にはある程度終わっていましたがレポートは手付かずの状態で放置されていました。

そして今週、とうとうそのレポートに着手。



この3,4日、それだけのために酸素を吸って二酸化炭素をはいていたのではないかと思うほど時間を使い、ようやく先ほどレポートの下書き終了!!
約40時間ほどかけてしまったようです。

そして最後のチェックとしてスペルチェック。でるわでるわ。大量のスペルミスをワードに検出してもらう結果となりました。

何がともあれ、卒論も大体おわり、いよいよ卒業が見えてきました。


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0020/01/18

競争の原理とゲーム理論



ゲーム理論ってなに?

そんな状態で始まった僕のMBA。なんとなく本屋で見たことある気がする、程度の認識だったが現在取っている授業Economies of Competitive Strategyという授業で大きく変わろうとしている。

おそらく大学で経済学や経営学を学んできた人にとっては当たり前のように知っていると思われるゲーム理論。囚人のジレンマ(wiki参照してください)などが代表例として扱われる。これをベースに用いているのが今取っている授業。

結局のところ囚人のジレンマは2人の囚人が自白・黙秘のどちらかを選ばなくてはいけなくて、お互いに相手が何を選ぶのかまったくわからない。その状況下で自分として何を選ぶのがいいのかを2×2の表で考えるというもの。それぞれの組み合わせで刑期が決まる。

この状況ではお互いに何を選ぶのかわからないから、最終的には双方にとってめちゃくちゃいい結果は得づらい。しかし現実ビジネスではお互いのコミュニケーションは法的に許されている範囲で可能だ。それを用いてよりよい決定ができるのだ、ということを知ることができる。その際に使うものはStrategic Commitment、つまり「自分はこれを選びますよ~」ということを公にして、相手の企業とWin-Winになるような決定をもたらそうというもの。

囚人のジレンマでは自白・黙秘のどちらかを選べる。双方にとって一番言い組み合わせは黙秘ー黙秘という組み合わせ。しかし情報の交換が許されていないため相手の選択を知ることはできない。ここでもし相手の選択を知ることができれば、その状況下で一番自分に利益になる選択を選ぶことができるわけです。

囚人Aが「絶対に自白しない(黙秘)」ということを囚人Bが知ることができれば、囚人Bは「自分も黙秘するのが一番の方法だ」という決定ができ、お互いにとってベストの選択ができる。


ビジネスの世界で考える競争は大きく分けて2つ。マーケットシェアを分け合っているような均衡状態と、新規参入者が現れてきた場合。それぞれにおいて対応が異なる。
均衡状態ではお互いがWin-Winになるような方向性に持っていかないと無駄に競争を激しくしてしまう。たとえば価格。Aという会社が価格を下げたら同じような商品を売るBという会社は価格を下げる事が考えられる。そして価格競争が激しくなり結果としてAとB双方の利益が損なわれる。お互いがWin-Winになるような決定をしようという意識があり、お互いの選択を事前に知ることができればそういったlose-loseという状況は避けられる。
逆に新規参入者が入ってきた際には既存の企業はできる限り新参者を退場させようとする。その際にはWin-Winなどと考えてはいけないわけで、強い姿勢で臨む。

文字にしちゃうとすごく薄い感じになりますが、その方法についてやその背景にある理論をもっと詳しくやるのが現在取っている授業。なかなか面白い。2年目は選択科目ばかりなので自分にとって役に立ちそう、もしくは興味のある分野を中心に学べるため、やっぱり楽しい。

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0020/01/16

ゲルギエフ





先日時間も無いのにぷらぷらとネットサーフィンを。今日はそこで見つけたスペシャルなイベントをご紹介。クラシック好きにしかわからないかもしれませんので、あしからず~


クラシック好きの血が騒ぎロンドン交響楽団のページへと。(ちなみにロンドンフィルと交響楽団は別物です)
そこで驚くべきイベントの告知…



指揮者:ヴァレリー・ゲルギエフ
演目:マーラー交響曲8番
会場:セントポール寺院



何ですかこのスペシャルなイベントは!あまりの衝撃にくらくらとめまいが。


指揮者がまずゲルギエフ。僕の大好きな指揮者の一人。
彼で有名なのはラフマニノフ交響曲2番をキーロフでやっているのと、ウィーンフィルとのチャイコフスキー5,6番。特に彼のチャイ5は美しい中に力強さを感じる。頭の中を「運命の動機」が流れてくる。た~たたた~たたたった~♪
これだけでもよだれの出そうなこのイベント。

そこにきて演目がマーラー8番。マーラーはあまり好きではないのだが8番は特別。別名「千人の交響曲」。実際に1000人の合唱団がいるかどうかはかなり微妙だが、かなり多くの合唱団を引き連れてとても壮大なこの交響曲。わかりやすく言うならばベートーベンの第9をもっと大きくしちゃった感じでしょうか。もちろん音楽の持つ意味は第9とは違いますが。規模がでかすぎるためめったに公演されることがないです。

そして会場が説明の必要が無い、ロンドンの有名建築物のひとつであるセントポール寺院。


あ~これはすごすぎる~~(くらくら)


そして日程を見ると…

7月9日、10日…


ああ、帰国後ね。


??
き・こ・く・ご~~~~~??!!


むりじゃん。


このためだけにロンドンに来てやろうかと真剣に悩んでしまいました。



とりあえず悔しかったのと、ゲルギエフ見たさでマーラー7番を扱う3月の公演と、その勢いに任せて、ロンドンフィルのイケメンである(?)ユロフスキー指揮のブラームスバイオリン協奏曲とチャイ6(悲愴)の公演のチケットを予約してしまいました。


そして現在ウィーンフィルで2月に行われるゲルギエフ指揮の公演のチケットをゲットしようと奮闘中。ヨーロッパ在住最後にクラシック音楽の聖地、グロッサーザールに行きたい!!ウィーンフィルの公演を聴きたい、そしてゲルギエフのチャイコフスキーを聴きたい!という気持ちをモチベーションにがんばっていますが、難航中。いい方法を知っている方がいらっしゃったらご連絡ください!!

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0020/01/14

事の顛末



先日の不幸な日の続報。

ブログアップ後、友人の誕生パーティーに参加するためにメイフェアといわれるロンドンの中心部のクラブへと。
時間を守らないのが当たり前、パーティーは時間に遅れてくるのがルールだと思い込んでいる参加者が案の定30分ほど遅れてくる。僕もそうだろうと思い同じように30分遅らせて参加。ほぼ同時刻に全員集まる・・・・

会場は小さな路地の奥まった場所にあって、1回はレストラン。パーティーは地下のクラブで。暗い+大音量のクラブミュージック。このごろ慣れては来たものの、この環境下はNon-Nativeにとって会話を成立させるのに酷な条件。酔っ払ってみんな早口になる上にうるさいから聞こえやしない。しかしNative同士だと会話が成立してる。やっぱり母国語は聞こえるのね。

で、やはり不幸の日らしく当然不幸が。


ガシャン、という音とともに左のわき腹や左腕に冷たい感触が広がる…
ま・さ・か・






近くに座っていた奴が見事なまでに赤ワインの入ったグラスを倒す

大量のワインが僕の座る付近へ。

白いニットのシャツに「これでもか!!」というくらい飛んできた。

赤ワインで世界地図を僕のシャツに見事の描写。
何じゃこりゃ~死にたくねぇよ~



そのとき時計は12時近くを指していた・・・不幸の日のとどめ、ね。
大音量のダンスミュージックの中にもかかわらず、頭の中では今日のテーマ曲としてラフマニノフの「ヴォカリーズ」が流れて…



不幸中の幸いは、白のシャツに赤ワインなので自分でもびっくりするほど諦めがついたこと。無理だもん、タンニンの入った赤ワインの色をとるなんて。怒ることもブルーな気持ちになることもなかった。


そうして不幸な日もようやく12時を過ぎ、怒鳴りあうように会話をしてのども順調に壊れて来たあたりで家路へ。帰りはまったく何も起こりませんでした。日付も変わり運気回復?


厄払いクリックお願いします。

0020/01/12

チェルってきました



今日は友人とチェルシー戦へ。
2008年初観戦、相手は同じロンドンを本拠地にして最近ようやく調子が戻ってきたトッテナム、チェルシーはアフリカ出身選手がアフリカカップのため欠場ということでかなりの戦力ダウンが予想された。2003年から続いている国内リーグ、カップ無敗記録が止まってしまわないよう祈りながら本拠地スタンフォードブリッジへ向かう。




が、、、今日はとにかくハプニングが多かった。

1.地下鉄止まってる:近くの駅からさくっと地下鉄で行こうと思っていたが不可能に。バスを使うことに決める

2.道が異様に混んでいた:いつもにもましてぜんぜん車が動かない。10分経っても周りの風景が変わらず。だんだん焦る。

3.大規模なデモ行進:イスラム系の人たちによるイラク戦争関連の反対デモ。普段4車線あるメイン通りが見事に1車線のみとなり、ここでも大渋滞。あ~~間に合わなくなる~~

4.バス停が思いのほかスタジアムから離れていた:友人を待たせていたから、焦って走りましたよ・・・観戦のためのウォーミングアップか?


そんなこんなでようやく時間にぎりぎり間に合い(友人との待ち合わせにはまったく間に合いませんでした。K、もうしわけなかったです)スタジアム内へ。今日の席はチェルシーのコアなファンが集まるエリア。いつもに増してにぎやかな雰囲気で試合開始。音がちょうど反響する場所だったこともあり鼓膜がイタイイタイ。

今日は完勝と言ってもいいでしょう。相手の攻撃はことごとく防いでいたため、見た目は互角に見えても実際は相手の攻撃の手詰まり加減が明らか。新加入の選手も見ることができ、結果も2-0で勝ち。ゴールが決まるたび隣のおっちゃんが大喜びし、肩組んできたり握手したり、と楽しい時間をすごし、気持ちよく家路に、


ついたのですが、その途中で最後のイベント。




5.死亡事故:バスでの帰宅中、BMWが人を轢いたらしくパトカーと救急車に囲まれた事故現場の真ん中に毛布に包まれて足だけが見えているご遺体が。当然周りの道は大混雑でバスの中で缶詰め。ご冥福をお祈りするとともに、行きに思った「今日は何かがついてるのでは?」という疑いが確信に変わりました。



そして家に帰り今、夜9時を過ぎました。これからスタディーグループの仲間の誕生日パーティーが行われるピカデリーへと向かうわけです。無事に帰ってこられることを祈りつつ。


安全祈願もかねてクリックお願いします

0020/01/11

お休み終了



来週からいよいよ最後の学期が始まります。
授業自体は少ないのですが、やることはたくさん。授業の予習や復習はもちろんのこと卒論の仕上げや自分のビジネス立ち上げ準備もある。ただ、一つ一つ楽しみながらこなしていければいいなと思う今日この頃。

周りの同級生たちもだんだんと卒後の進路が決まってくるこの時期。ファイナンスの仕事へ転職する人もいれば逆にファイナンス系からインダストリーに変わる人もいる。起業する人はかなり少ないのだが、いる。

いろんな人の就職活動の話を聞いて思うのだが、それぞれが人生観に応じた決定をしている。お金第一の人、名誉がほしい人、住む都市重視、就労時間重視、などなど。
いままで僕自身そういったことをあまり考えてこなかったが、今回ちょっと考えてみた。自分の人生観とは、仕事観とはなんだろうか。


で、行き着いた先は

「自分が好きだと思う事を仕事にして生きていけること」


そして今向かっている方向は間違いなくそれに合致したもの。

起業することにより僕は自分のやりたいことを仕事にできる可能性を得た。
それはすごく幸せなことだと思う。
もちろんこれから大変なこともたくさん待ち構えているとは思うが、自分の好きなことを自分の責任で行っていけることの喜びをしっかりと忘れないようにこれからやっていきたい。

応援お願いします

0020/01/04

Mamma mia!



今日は久しぶりにピカデリーへ。
目的はミュージカルMamma Mia!を観劇すること。

5年以上前にロンドンで見て以来2度目。前回はABBAの音楽をベースに楽しいミュージカルだなという印象を持った記憶がある。

以前にMamma Miaが行われていた劇場は今はメリーポピンズに変わっていた。以前の劇場はかなり広く、舞台までの距離がかなりあった。今の劇場はピカデリーに程近い場所にあり、劇場も中規模。チケットは2階席を取ったのだが、これが正解。すごく見やすい。以前は舞台上での表情が見づらかったのだが、今回はくっきりと(席の違いではなく一昨年受けたLASICの効果か???)

表情が見える分だけ今回はより感情的な部分も見ることができたような気がします。前回よりも俳優さんたちの歌唱力が落ちているという印象を受けたが、その代わり音声や仕草でわかる感情以外に顔の表情という大きな感情のパーツがそろい、より感情移入しやすかった。

内容はネタばれになってしまうので割愛するとして、ABBAが好きな人には特にお勧めです。僕もABBA好きなので、知っている曲ばかりで構成されるこのミュージカルは楽しくてしょうがない。そしてこのミュージカルの特徴は、普段暗い雰囲気の演目が多いロンドン発のミュージカルにおいて異色の「後味すっきり」の劇であること。

日本の劇団四季で満足してしまった人も、今までまったく見たことなかった人も、ぜひMamma Miaをロンドンにて観劇ください。

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0020/01/03

ポンド適正価格



新年に入りようやくポンドが下がり始めてきた。
そもそもポンドって高すぎるって思っていたにもかかわらず、学校入学後にこれまた順調に円安ポンド高が続き、ひどいときには1ポンド=250円なんて事も。

海外から来たわれわれにとってはこの一年半とんでもない物価高を味合わされる結果となりました。
蛍光ペン1本:2ポンド=500円
マクドのバリューセット:4ポンド=1000円
地下鉄1乗車:4ポンド=1000円(オイスターカードという日本で言うところのSuicaを使うと1.5ポンド=350円)

もちろん日本よりも安いものも探さばきっとある、だろうけれど、全般的に高すぎる。

経済学で一物一価の法則というものがあるが、それをほんのちょっとかじった知識で考えてみると・・・

マクドのバリューセット
日本:高くても600円
イギリス:4ポンド
世界のマクドで提供されているマクドのサービス商品が同じだと仮定すると・・・(実際には日本のマクドの方が数段おいしいですが)
600円=4ポンド
⇔1ポンド=150円

現実は今急落したとはいえ1ポンド=215円

つまり約1.5倍(≒215÷150)のプレミアがついているわけです。
物価が1.5倍です。

これはつらい・・・

さらに日本にいたころに比べて大きな違いが。

ロンドンでは無職(ぷ~)です。


そんな生活もあと3ヶ月。息も絶え絶えになりながらも残りの生活満喫します。

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0020/01/02

ネットワーク



「留学してよかったと思うことは何ですか?」

MBA受験をされている方によく聞かれるのがこの質問。
答えとしていつも用意しているのが「人間としての成長の場」「ビジネスの知識」「将来のことをじっくりと考える時間」そして「ネットワーク」である。

その中でも「ネットワーク」について最近思うことを。

ビジネスをする上でネットワークを形成することはすごく大切なことであるのは当然のこととして認識されるだろうと思う。ちょっと聞きたいことがあるときはあの人、この人を紹介してもらうにはあの人に聞いてみると・・・といった具合にとてもうれしい存在として存在する。もちろん起業を目指す僕のような人にとってはビジネスのアドバイスをくれたり、適切な人を紹介してもらったり。

MBA中に出会う人にはいくつかの種類に分類される。

1.同学年±1年の日本人の方々
2.同学年の非日本人(いわゆるクラスメートの外人、ね)

3.留学前就職活動のイベントで出会う人たち
4.同じ学校の卒業生

すべての人たちがもちろん大切。出会えたすべての人とできる限りずっとつながりを持っていたいと思う。そんな中、MBA受験を考え出してから今までを振り返ってみると、もうひとつ見逃されやすい分類が。

5.MBA受験中に知り合い、他校で学ぶ友人たち


テストのための予備校や留学イベントなどで知り合う人たち。同じ時期に受験を目指しているため必然とライバルとなる訳だが、この時期形成されたネットワークはひょっとすると同じ学校に行っている人よりも強いのでは?と思うことすらある。

どうしてそんなに親密になれるのか?
お互いが精一杯自分の力を出そうとする受験という特殊な環境下で知り合うから?
しかし有名校の限られた「日本人枠」を奪い合うライバルにもかかわらず?
結果として同じ学校で学ぶことになった人たちと同じか、それ以上に大きな存在になることもあるのはなぜ?

結局のところ答えはわからないのだが、ひとつの候補として考えるのが「目標の一致」である。

ビジネススクールでは人それぞれが学校に入ってきた目的が異なる。僕のように起業を考えている人もいれば起業派遣でなんとなく2年間の海外生活を楽しみたい、という人もいる。ファイナンス系の仕事に興味がある人もいればマーケティング系でバリバリやりたい人もいる。つまり学校で学びたいと思っている事項が人それぞれ異なるのだ。だから同じ授業を受けていても「とてもよかった」という人と「ぜんぜん役に立たない」と文句を言う人とが出てくる。

ところがMBA受験段階においては目的が一致している。それは「いい学校に入りたい」ということ。そのために必要なTOEFL, GMAT, Essay, Interviewの4点はどの学校に行くにしても通過しなければならない。だからいい学校に入るためには「TOEFL、GMATでいい点数を取って」「いいエッセイを書いて」「インタビューでいい印象を与える」というシンプルな手段をみんなが取る。明確な共通のゴールがあるため、同じ時期に勉強している知り合いはライバルでもあり自分の不安な気持ちを取り除いてくれる仲間でもあると感じる。

結果として違う学校に行ってもそういった苦楽をともにした友人とは連絡を取り続ける。そしてたくさんの事を得る。


もちろん学校で知り合った同じ日本人の友人たちとの出会いはかけがいのないものとなっているし、それを否定するつもりはまったくない。普段本当にお世話になってます。これからもずっと友人として長くお付き合いしたいと願っています。それと同時に見逃されやすいものとしてMBA受験の段階で出会えるそういった一生続くかもしれない「仲間」達を得られることもMBA留学のひとつのメリットとして存在するのだということを受験前の方に知っていただけたら幸いです。

MBA受験、お金や時間など失われるものも多いのですが、得られるものもとんでもなく大きいです。

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0020/01/01

あけましておめでとうございます



ロンドンでも新年を迎えました。
あけましておめでとうございます。

去年の途中から始まったブログもよろよろと何とか年を越すことが出来ました。
いやぁ、よかったよかった。。。

留学が始まりどきどきだった2006年、慣れてきて若干中だるみもしてしまった2007年、そして今年2008年は僕にとっての勝負の年となります。この数年思ってきたこと学んできたことを日本に場所を変えて形にする時期になります。

ロンドン名物である年越し花火の音を聞きながら新年の誓い。
「新しい世界への第一歩を踏み出して、後ろを振り返らない」

ということで、相変わらずまとまりありませんが、これからもよろしくお願いします。

今年も相変わらずランキング参加中です。
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