La traviata
今日はRoyal Opera HouseでLa Traviata(椿姫)を鑑賞。ROH自体は今回で2回目。前回はカルメンでした。オペラの中で最も多く上演されている「椿姫」はストーリーと音楽のすばらしさを兼ね備えたすばらしいものです。
医療従事者的には肺結核の人が大勢の人が集まる場所でごほごほと咳をしたりほかの人と密に接したりするというハイリスクな行動が多くびっくりしたりもするのですが、それはまだ結核自体がちゃんと予防治療できていなかったときの話なので、やむをえないところでしょうか。
このオペラを知っている人にはわかりますが、主に3人の登場人物がいます。
ヴィオレッタ・ヴァレリー
アルフレード・ジェルモン
ジョルジョ・ジェルモン:アルフレードの父親
彼らの出来でオペラの出来が決まってしまいます。
そして今日はその3人の中でもジョルジョ(お父さん)役がすばらしかった。強弱のつけ方、相手の音域や音量に応じていい具合に音を抑えることで周りとのフィットも完璧。
バリトンということもあり重低音がよく効いたすばらしい声が客席全体に広がってました。本当にすごい。本当の主役であるヴィオレッタ、アルフレードを完全に喰っていました。
また、先日行ったLondon Philharmonic Orchestraのコンサートとは違い客層もよかった。フラッシュ撮影をかましていた一名をのぞいて、ですが。これはおそらくチケット代金の違いか。(オペラはクラシックコンサートの約4倍の値段がします)
この感動を身近な場所で感じられるヨーロッパは本当にすばらしい。
オペラ好きにはたまりません。
そして今日は頭の中でla traviataの曲が流れ続けることでしょう。
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