0020/07/23

母校の挑戦



卒業式も終え日本に帰ってきて早くも2週間がたった。この2週間であっという間に天気も夏らしくなってしまい、クーラーなしでは暮らせない毎日を過ごしています。

そして夏といえば高校野球。
小さなころ甲子園でカチワリ氷を食べながら観戦したという思いでもある高校野球。しかし僕の母校(埼玉県立春日部高等学校)は創立110年になるが一度も甲子園に出場したことがない。その結果、「春日部地区で甲子園に出たことがないのは春女(春日部女子)と春高(春日部高校)だけだ」と揶揄されることもしばしば。(ほかの部活は割としっかり全国大会に出場していたりするのだが…)

そして今年も予選の季節が。
いつも期待もしていないこともあり、9月過ぎに母校の敗北を同窓会新聞で知るのだが、今年はちょっと状況が違った。今年は記念大会で参加校が増えるらしく、その結果埼玉予選は北と南に分かれている。つまり埼玉から2校出られるのである。その状況下で北埼玉予選に参加しているわが母校は複数回の勝利を挙げていた。それもコールド勝ちの連続だった。

すると今まで休眠状態だった高校のメーリングリストが活性化。球場に見に行こう、とか、今日の結果はどうだった、などなど。懐かしい名前をメールの差出人の欄で確認することのできる日々を過ごした。「今日は試合だなぁ」とか「ちゃんと勝ったかなぁ」とネットで調べる日々。こんなことは今まで初めてでした。

そしてあれよあれよと準決勝まで進出。あと2回勝てば甲子園。



が、、、今日ついに力尽きました。


後輩、よく頑張った!
ちょっとした夢を見させてもらいました。

久々に母校への気持ちがよみがえる、そんな素敵な日々をこの1週間ちょっと過ごすことができました。

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0020/07/08

兄?



突然だが、僕は3人兄弟の長男だ。
従兄弟とは仲がよく、年上の従兄弟も多くいる。ただ、めちゃくちゃ密に連絡をしているかといえばそうでもない。また、MBA受験の際にお世話になった人たちのなかにも年上でとても面倒を見てもらっている人もたくさんいる。しかしその恩人たちは僕を対等に扱ってくれるため、何となくの上下関係も存在しない。だから体育会関係の特殊な上下関係以外では結局のところ「長男」という役割をいつも負っている。

しかしLBSにきて兄ができた。
いや、兄になってしまった、と言ったほうが正しいだろうか。
何人かできた「めちゃなかよし」のうちの一人である彼は韓国からの留学生。同級生なのだが年齢は6歳くらい上。韓国では年上絶対主義があるらしく、そのルールが僕との関係でも発動。

とにかく面倒見がいい。
半強制的な感じが長男の僕には妙に新鮮。「N、ひるごはんいくぞ!」という感じでぐいぐいとひっぱられる。家にもお食事に呼ばれる。とにかく何かをしてもらうことが多かった。「弟分なんだから、甘えていればいいんだ!」とでも言わんばかりである。

そんなこんなで、2年間めちゃくちゃお世話になった。彼は韓国一の大企業に勤めながらネット上での起業をはじめとした様々なビジネスをすでにやっていたりと経験豊かで、僕のビジネスについてもずっとアドバイスをくれていた。

今日はその彼とロンドンでの打ち上げディナーにいってきた。今まで僕は数えるほどしか支払いをしていないが、彼には恐ろしいほどの回数ごちそうになっている。今日こそは支払いをしようと思ったが、しっかりと押し切られた…。

ロンドンの「兄」ともいったん今日でお別れ。
ちょっとさみしいが、ソウルに帰る彼とはなんとなくだがこれからもずっとこの「兄弟」関係が続くような気がする。そんな関係を作る機会を与えてもらったこの2年間の留学に再び感謝感謝です。

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0020/07/07

卒業



ついに迎えた卒業式。なにやらガウンや角帽のようなものをかぶっての式はさながら「ハリーポッター」の一場面のような感じでした。

2年間過ごしたLBSともお別れです。日本で仕事を3月に再開して3か月、すでにロンドンから心が離れてしまっていたが、いったんロンドンに帰ってくるとすぐに学生の時の気持ちに戻った。学校との別れもちょっとさみしいが、何よりもたくさんの友人と離れ離れになってしまうことがさみしさをより強く感じさせます。素敵な2年間を過ごせたことへの感謝と友人との別れのさみしさが混在しています。そしてLBSでの生活で出会った人たちがそれぞれの道で成功していくことを強く願っています。

ロンドンにきて友人との時間を過ごすことで再び思ったことは、
「ヨーロッパとかかわりを持ちながら仕事をしたい」
仕事に新しい目標ができました。それとともに、まずは目先の起業をしっかりとやっていかなくてはと、決意を新たにしました。やらなくてはいけないことは山積している。

ビジネスへの入門第一弾がこれで本当に終了となりました。これからは実戦を増やしながらどうやってMD/MBAが社会に貢献していけるのかを示せるよう、がんばります。

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0020/07/06

Kew Garden



卒業式を翌日に控え、1日オフ。これを生かしロンドン郊外にあるキューガーデンまで足を延ばす。キューガーデンは世界遺産の一つとして登録されている植物園で、種の保存や研究を目的にして世界各国から様々な植物が集められている。

今滞在しているBayswaterという場所からはDistrict Lineという地下鉄を使いKew gardenという駅まで約40分。ほかの世界遺産とは異なりこのキューガーデンは道順などを示す看板が極端に少なく、駅の逆側に出てしまい迷子になるというハプニングも。(セントラルロンドンから地下鉄でアクセスする際には駅の出口とは逆側にありますので、ご注意を)駅から500メートルほど歩くとVictoria gateという門があり、そこから入場。美術館とは異なり一人13ポンドの入園料がかかる。

入園してすぐに目に入るのは有名なPalm house。バナナやヤシ、コーヒーなどが植えられている温室。ちょっと暑いが、今まで見たことがない植物を見ることができてちょっと感動。

その隣の温室にはスイレンがたくさんある。これがまたきれい。真ん中の池にはスイレン。周りにはたくさんの種類のトウガラシ。ハバネロ、タバスコなどなど。

その温室からちょっと足を延ばすとKew palaceとQueen garden。その反対側にもう一つの大きな温室があり、ここにもでっかい植物から医療で使われている植物、日本からはスミレやヤマブキなども。

そして何よりも気持ちがよかったのはKew garden全体にある緑。大きな公園という感じで、たくさんの木々に囲まれた時間を気持ちよく過ごすことができました。

明日はいよいよ卒業式です。

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0020/07/05

最終講義3日目



いよいよ最終講義最終日。つまりLondon Business Schoolで講義を受ける最終日。この日のテーマは「頭上の敵機」という映画を見ながらリーダーシップ、Aspiration, Commitment, Transformation Processを考察していく、というもの。グレゴリー・ペックが主演しているのだが、まぁかっこいいこと。

3日目は1日目2日目で学んだことを実習しよう、という感じだった。2日目の夜(実際には朝の3時過ぎまで)にクラブで飲みまくっていた面々もしっかりと授業に出席。2年前に作られた80名近くのクラスメイトたちとの最後の授業。さみしい気持ち、この時間が持てたことに対する幸せな気持ち、さまざまな気持ちが交差しつつ2日後の卒業式へと向かう。

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0020/07/04

最終講義2日目



最終講義2日目はTransformation processについて。Aspirationを実現するためには何がこれから必要となってくるのか、そしてその過程でどのようなCommitmentが発生してくるかを考察。
このプロセスはいわゆる「問題解決プロセス」に似ていると感じた。講義ではあまり深く取り上げなかったが、ゴールを達成するためのアクションプランを作る過程だ。

このプロセスは個人的にすごく大切だと思っている。なぜならばAspirationは実際にそこに向かうためのアクションプランを伴わなければただの「夢」となってしまうだけでなく、それが原因で多大なストレスを個人に与える可能性が高いからだ。現在日本で問題となっている「うつ症状」をきたす原因はさまざまあるが、そのうちでも管理職や志の高い人が最も抱えやすい「うつ」の原因はAspirationと現実のギャップがあまりに大きいこと、そしてそのギャップを埋める術を持っていないことだろう。

自分の夢を現実的な行動レベルに落とし込む。志の高い人は、簡単なようで意外と難しいこのプロセスを個人個人が行っていくことがこれからは求められているのだろう…

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0020/07/03

最終講義1日目



London Business Schoolでの最終講義は3日間。テーマはAspiration, Commitment, Transformation processの3つ。これから様々な分野に進んでいく卒業生たちに仕事だけでなく生き方自体をちゃんと考えてほしいという思いをこめて行われる(と僕は理解している)。1日目は特にAspirationとCommitmentについての考察を行った。

Aspirationは「ゴール」とほぼ同義で、長期のスパンで考えた際に自分がいったい何を行っていきたいか、どんな生き方をしていきたいか、ということにスポットを当てて考える。たとえば「家族や友人たちに囲まれ、彼らの幸せを感じられる生活をしたい」とか、単純に「お金持ちになって自分のほしいものを自由に買える生活をしたい」、「Forbesの表紙を飾るような成功者になりたい」などなど。

CommitmentはAspirationを達成する上で必要なもの、犠牲にしなければならないかもしれないもの、家族との時間やお金、命などがあげられる。それを覚悟した上で達成すべきゴールとしてAspirationの設定が正しいかどうかの再確認も行える。

仕事のキャリアは生きる上での目標か?
それともただ単に目標を達成するための道具か?

そのどちらでもないのだろう。そして人それぞれ答えは違ってくる。
その「微妙さ」が多くの人を悩ませているようなきがしてならない。
だからこそ卒業の時期に合わせてのこの授業は意味を持つのだろう。


2年間同じ時間を過ごしてきた仲間との別れが間もなくやってくる。

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マゼールのブラームス



いよいよ学校の最終講義と卒業式を迎えるにあたり、再びロンドンへ。

到着の翌日にRoyal Festival Hallにて行われたLorin Maazel指揮Philharmonia OrchestraによるBrahms symphony No.3 & No.4を観賞。
僕の中のマゼールの印象は「きれいな音楽を創る指揮者」。もともとバイオリニストとして活躍していたことがその基なのかもしれない。

80歳に近付いてきたマゼールのブラームスが聴けるということでわくわくしながらホールに到着。

今回のフィルハーモニアはホリデー中という状況もあっていつものメンバーが欠けている代わりに大学から教授たちがヘルプに来ているという急造オケの感が否めず。マゼールも普段はニューヨークフィルの音楽監督をやっていてフィルハーモニアを指揮することも少ないだろうから全体的に「急造」である。その中でどんな音楽を聞かせてもらえるのか楽しみだった。

そして感想。やっぱりオケは生で聴くに限る!すばらしい!という当たり前の感想と、マゼールの滑らかな指揮はやはりさすがだなという感想を持つとともに、急造オケであることから起こる出だしの微妙なバラツキが若干気になった。オケも会社も組織の形成には時間がかかるものだなぁと実感。それでもここまで仕上げてくるのだがらさすが巨匠。

最終講義や卒業式の様子もこれからアップしていきます。

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0020/06/24

ガチャガチャポン



この数週間、頭がプスプスと煙を出すんじゃないかと思うほど考えることが多い毎日を過ごしました。理由はビジネスの大きな変更を決断したから。正直な話この2,3カ月ずっと悩み続けていた。


今まで進めていたビジネスがいまいちと判断したわけではない。もともとのプランは2つの異なるビジネスを立ち上げ、将来的に二つを結びつけて予防に結びつけるというものだった。どちらか一方が他方に依存する形になる可能性が高い。その依存関係を根本的に見直した。


自分の気持ちがいかない、しかし顧客のニーズは近年急激に伸びている、客観的に考えれば自分の強みを最大限に生かしている上に競合も少なくうまくいく確率は高いと思われる事業A

興味もあるし、それに伴う仕事の仕方も楽しい、しかし大きく儲からない上に競合がいろんな形で存在するという事業B

今まで立ち上げようと思っていたのは事業Bだった。理由は気持ちの問題。海外とのかかわりをつよく持っていたい、とか、柔らかい感じのビジネスがしたい、といった自分の願望が大きな決定要素だった。

どっちを主にしてやっていきたいか…今までのプランでは事業Bをメインにして事業Aをビジネスの入り口、マーケティング戦略的な位置づけにするつもりでいた。
しかしMBA期間中で学んだツールなどをベースにした分析やいろんな人の話を聞くにつれて事業Aの方が自分のもともとの希望である「予防医学」の実践に近いということに気づいた。

AとBでさんざん悩んできた結果、事業Aに対しての強い興味を自分の中で見出すことができた。そして今、気持ちがすごく前向きに事業Aをとらえることができている。その事業をやっていきたいと強く思うようになってきた。
だからこそこのタイミングでのガチャガチャポンです。

自分の強みを生かしつつ、やりたいと思うビジネスをする、そしてその結果が社会貢献につながるとするならばこんなに幸せなことはありません。

このシンプルな決断をするのに随分と時間がかかってしまいました。経営者には向いていないかもしれませんね。結果はどうなるかわかりませんが、自分の決めたことだからまぁ楽しみながらがんばります。

まだ内容が書けないので抽象的な感じになってしまい申し訳ありません。
9月~10月初めにはちゃんと報告します。乞うご期待、ということで。

今週からロンドンに行ってきます。いよいよ卒業式です。

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0020/06/04

牛丼限定の吉野家



久しぶりのアップとなってしまいました。
何か新しいことを作るということの大変さを味わっているところです。
もちろんそのプロセスも含めて楽しんでやろうと思っています。

今日は吉野家の話。
秋葉原で昼食をさっと食べようと思って久しぶりに入った吉野家。見た目は普通だが、メニューがちょっと不思議。「当店は牛丼限定となっております」という看板が。
一番人気のあるメニューを限定で提供することのメリットはオペレーションが楽になるということ以外には見いだせないのだが、きっと何かあるのだろう。(思考能力低下中のためこれ以上の考察が入りません)

一品で成り立つ商品を持っているというのは本当に素晴らしい。吉野家の牛丼の人気の高さを示していると感じた。松屋やすき屋の牛丼とくらべ吉野家は味が濃すぎずちょうどいい、と力説する知人が何人かいるが、そこまでの思い入れが牛丼にはないのでコメントは差し控えるとして、ほかのお店で同様のサービスがあるとしたら何がいいかをちょっと考えてみた。そして出てきた答えは一つ。



なか卯の親子丼専門店



なか卯の親子丼は反則級においしいです。
これを目当てになか卯をおとづれる人も多いはず。
うどんやカレーなどのオペレーションを捨てて親子丼だけに特化して小さめの店舗をたくさん展開すればきっと売れるだろうに…(できない理由がきっとあるのでしょうが)

吉野家=牛丼
なか卯=親子どん
マクド=ハンバーガー

看板メニューはビジネスをやる上で大切ですね。
看板ができるのに必要なのはおそらく
1.それなりの品質
2.熱狂的なファンがいる
3.いつ行っても手に入る
といったところでしょうか。

自分のビジネスにもしっかり看板となりうるサービスを作ろうと思いました。
そのために必要なものを得るためにもうちょっとがんばります。

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0020/05/21

MBA取得決定!



昨日ロンドンにてLBSの学位関連理事会があり、卒業およびMBAを取得することが決まりました。
その瞬間からMBAを名乗れるらしいです。

ロンドンでの勉強や生活だけでなくそれをするまでの準備も含め、この数年間の努力の結果がようやく実ったようです。その過程にはたくさんの友人や家族に支えられました。
その人たちへの感謝の気持ちでいっぱいです。

ただ、これで終わりではなくここからが始まりです。
辛いこともたくさんあると思いますが、それも含めて楽しんでいきたいと思います。
このブログも細々ではありますがまだまだ続きます。

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チェルシー無念でした



先ほどChampions Leagueの決勝戦が終わりました。
PKまでもつれた試合は残念ながらChelseaの勝利とはなりませんでした。
いい試合で朝から手に汗を握って応援しましたが、願いは届かず。
最近僕の運が異様に上がっていることもあったので、勝つと思ったのだが残念です。
明日からまた来年の決勝での勝利に向かって歩き始めるでしょう。

朝から試合を見てしまった!もしくはヨーロッパで中継を見ていたという人はぜひクリックお願いします。

0020/05/20

一つのステップ



今日は大阪にて新しいビジネスのオペレーションシステムの打ち合わせ。とても自分で組み立てられるような代物ではないので当然プロの力が必要となる。

システムをつくってくれる(であろう)担当の方々との話を通じて、プロの仕事を感じた。それは僕のぼんやりとしたシステムプランやその機能を、自分が持っている知識や技術に落とし込み、現実のものに変えていくという作業をスムーズに行っているというのがよくわかったからだ。医者の世界でも同じ話は言えるわけで、自分の持っている知識や技術が狭い人は当然患者に対して提供できるサービスも幅が限定されてしまう。

つまりは日々勉強することが「プロ」であることの必要条件であるということだろう。今自分がプロであるかどうかを考えたときにまだまだ勉強が足らないなぁと思わされます…まぁ、これからもっと頑張ります。


さて、オペレーションシステムの構築がうまくいくとして仮定すると、残る大きなステップは2つ。起業に向けて先がちょっと見えてきました。

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0020/05/18

大阪



大阪出張中です。現在宿泊先へ向かう電車の中。
今回は医者としての出張とビジネスでの出張を一気にできるというおいしい状況のため、喜んで仕事を入れたもののやはり出張はしんどい。自分の家が一番です、やっぱり。

でもせっかくなので、食べたい物でも考えてみることに。
もともと生まれが神戸であることもあり、とりたてて食べたいものがあるわけではないが、とりあえず挙げてみると

1. 梅田阪神の地下にあるイカ焼き(デラバン)
2. ちょっとだけ串揚げ(ソース一度づけ)
3. スジコン入りのお好み焼き
4. おでん
5. 551の豚まんとフルーツアイス


そこで一つ思い出した。


ダイエット中でした。

そこで誰だか忘れたけど講演会で聞いた名言。
「動かんかったら食べたらいかん。食べるんやったら消費せい!」


食べすぎてよる大阪を徘徊する毎日となりそうです。

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0020/05/14

トレッキング@仙台城跡




歩いていってきました、仙台城跡。
仙台といったらやっぱり青葉城。
現在泊まっているホテルからは片道約4キロ。歩いて行けなくはない距離ということで歩いてきました。目的は観光とダイエット。一石二鳥でいい感じ♪

城跡はちょっとした高台の上にあるため、かなりの傾斜を歩いて上がるはめに。これがなかなか太股に効く~。さらには山の中を登っていくため空気が気持ちいい。森林浴ですね。

いつも歩くときはイヤホンをして音楽を聴くことが多いのだが、今回はあえて音楽を聴かず、周囲の音に注意を向けてみました。すると今までは気付かなかったことに自然と気づくんですね。たとえば場所によってカラスの大きさが違ってきたり、山を登っていくと木の種類やその香りが変わっていくことも。刺激が多い現代社会の中で見逃しがちなちょっとした変化を気付くことができ、とても楽しい山歩きに。

で、約1時間。ようやく到着。
仙台市が一望でき、気持ちがいい。
仙台駅周辺からではわからなかったものがよく見える。

そして仙台といえば伊達政宗。
今までは写真や映像でしか見たことなかった銅像を生で見ることがようやくできました。そのほかは靖国神社があったり、魯迅の銅像を発見したりと、それなりに楽しみながら下山。

その後うろうろして、けっきょく3時間近く歩きっぱなし。約10キロの運動となりました。山歩きつきの豪華セットです。


ダイエットを患者さんに薦めるときに注意する点としては「運動を楽しみながら続けることができるか?」ということ。やらされている、とか、しょうがないからやっている、という気持ちがあると結局長続きしないし、運動自体がストレスになってしまい体にはよくない。だから自分から楽しくなるような運動を患者さん自身が自分に合った形で探すしかないんです。

全く思いつかない人にはたま~にですが「街歩き」や「旅行」を薦めます。
いつもは電車で通り過ぎる駅に軽装でぶら~り途中下車。うろうろしてみると意外な発見があったり、普段の生活では得られなかったものが得られたりします。その楽しみを感じられる人には「街歩きダイエット」がよく効きます。

僕自身旅行をしても普段の生活でも街歩きが大好きなので、今回のダイエット生活の中にも当然街歩きダイエットメニューを入れています。気持ちのいい生活を送ることができますよ。

ダイエットに興味のある方はカロリー消費をかねてばんそうこうクリックお願いします。

0020/05/13

MBA式ダイエット法(仮称)



いきなりですが、ダイエットを始めました。
先日すがた鏡で見た自分の体の醜さに愕然としたのが理由です。
マイナス面からのモチベーションですが、せめてまともな体形に戻るまで頑張ります。

ダイエットは診療でもアドバイスをすることがあるのですが、基本的には自分で「やせたい」と本気で思わないとどんな方法を使っても成功しません。また、現在体重が増えている原因を把握しないことにはスタートもできません。よくお勧めしているのが1週間今までどおりに生活をしてもらって、その間で運動、食事の面での「気付き」を探してもらう方法です。痩せられない原因はそれぞれの人で異なるので、医療従事者側からの勝手な推測で決め付けるのではなく自分で気づくことが大切。そしてその「気づき」をどうやって改善するか、ということに対して実際の行動レベルまで落とし込む。その作業を専門家の知識を「利用」しながら自ら解決方法を探していくというプロセスを経て初めてダイエット開始となります。

このプロセスはMBAの卒業生が進むコンサルタントの仕事と似ている部分があるのでは?と思うので、巷にあふれているMBA式なんちゃら、というネーミングをぱくって「MBA式ダイエット」とでも名付けましょうか。

今回は自分にもあてはめて取り組むことに。まず原因は単純に運動不足と食事量が多すぎる、そして間食が多いことの3点。

運動不足に関してはおそらくスポーツジムなどの施設に現在加入していないため、時間をあえて自分から作ろうとしていないことが原因。これは意識の問題なので、気持ち次第で十分コントロール可能。運動は目的2つ。基礎代謝を上げることと、日常の運動による消費カロリー自体をあげること。基礎代謝を上げるには大きな筋肉系を鍛えるのが一番なので、太股・腹筋を中心に筋肉トレーニング。これは出張中でも気軽に行えるので、気持ちがあれば十分継続可能。

食事に関しては現在実家でのんびーりと過ごしていることもあり、出てきたものをとにかく食べてしまう。それは自分の意志だけでなく周囲の協力も必要なので、なるべく量を減らしてもらう、揚げ物を減らしてもらう、などなどの対策を。食べ過ぎには咀嚼回数を数えながら食べるという方法を採用することに。いちいち噛む回数を数えながら食べていると、そのうちうっとうしくなるため、大量に食べることはなくなるのではないかという自分の性格を加味した上での採用です。
間食は自分の意識の問題。もしおなかがすいてしまってどうしようもない時には、いままで食べていたようなカロリーの多めの物から、カロリーは少ないがおなかが膨れるもの、たとえば僕の大好きなこんにゃくゼリーなどを使用することに。

目標を設定すること、そしてその経過を自分でチェックすることが大切なので、大目標は「まともな体のシルエットをとりもどす」ということ。そのための小目標、指標は「年末までに体重8キロ減(月に体重1キロ減)」。体に無理のないダイエットです。


よく広告などであるダイエット法なんちゃら、という話はあくまで「方法論」です。それ以前に自分がなぜダイエットをしたいのか、そしてゴールは何かということを明確に見つけ、今までの生活の問題点を洗い出すことから始め、その上でどんなダイエット法がいいのかをさがすという流れにしないと、ダイエット効果は出にくいみたいですね。実際の患者さんを観察してきた自分なりの結論でした。

ダイエットやってみようと思った人はついでに応援クリックお願いします。1カロリー位は消費できるかも。

0020/05/12

ヨガ@出張 in 仙台



今週は仙台出張です。
去年の夏以来の仙台ですが、特に何も変わっているはずもなく、仕事が終わった後はスタバでのんびりとたまった作業をしていました。

今回はヨガのDVDを持ってきて、部屋でヨガってます。
最初はベッドの上でやろうと思ったのですが、やはり足場が悪いととてもではないがヨガはできないということで、使っていないベッドカバーを足場にして(ごめんなさい)一時間ほど運動。最近の運動不足のせいで体が硬いわ、すぐに息切れするわ、で大変でした。部屋がちょっと広めだったのは幸い。

今週仙台、来週大阪と出張が続きますが、体を壊さないというよりも体を鍛えなおすことを目標にして2週間過ごします。

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0020/05/08

地震に遭遇



昨晩かなり大きな地震に遭遇した。
たまたま出張で泊まっていた、震源に近い茨城のホテルで。
震度は4だったらしい。

ホテル自体が古かったこと、ベッドが柔らかかったことが相まってよ~く揺れました。
最初の地震でも十分驚いたのだが、それが2回も起き、2回目のほうが大きかったことにもびっくりさせられた。

その地震以上に今僕を悩ませているのが花粉症。
昔からこの季節になると本当につらい思いをしている。
おそらく檜花粉だろうといわれているが、何が原因だろうが関係ない。
絶え間なく襲ってくるくしゃみと鼻水にうんざりです。
来年こそは脱感作療法か、ホメオパシーをやってみようと思った今日この頃です。

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0020/05/07

ツキをもたらす法則?




「人生における運はプラスマイナス0である」


もともと僕は運について持論を持っていた。
しかしここ5年くらいでその持論を大きく変えた。
運のいい人はやっぱり運がいい!
運の悪い人は徹底して運が悪い。


運はどうやら自分で引き寄せられるもの、らしい。
いろいろな意見はあるだろうが、僕はそう思う。

先日医療関係の研修会があり、その中で行われた講義で興味深い史料があったのでちょっとご紹介。

「ツキの10箇条」
これはその先生によるとなんでも鑑定団で有名な北原照久横浜ブリキおもちゃ館館長の提唱しているものらしい。ツキを呼び込むための条件を挙げているこの10箇条は僕がツキについて普段思っていたことを言葉にして明確に示しているように思えた。

1.プラス発想をする
2.勉強好き
3.素直であること
4.感動する
5.感激する
6.感謝する
7.ツイている人と付き合う
8.人は褒める
9.親孝行をする
10.自分がツイていると思う

このところ全般的にツイていると自分でもよく思うのだが、実際にこの10箇条のうちかなりの部分が当てはまっている。それは以前の自分に比べると格段に増えているように思う。「ツイている」から条件を満たす量が増えているのか、もしくはこの10箇条のうち当てはまるものが多くなってきているから「ツキ」が回ってきているのかはわからないが、自分の経験からこの10箇条はツキの指標としてとても興味深い。

プラス思考は仕事にも、そして健康にも間違いなく有益です。
強烈なプラス思考は周りを「引かせる」ことになりますが、ある程度のプラス思考は迷惑もかからずいいことづくめです。

プラス思考は自分の意識でつくるもの、です。
普段の考えや何気なく使っている言葉の中にネガティブな要素はありませんか?
ちょっと言い方を変えネガティブな言葉をポジティブな言葉に変えるだけで自分の中での物事の捉え方も驚くほどプラスに変わりますよ。おすすめです。

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0020/05/03

笑えない目標



先日ある中華料理店で昼食をとった。
ちょうど厨房とフロアーのつなぎ目のような部分で、ちょっと覗きこむと店内の連絡事項などが書いてある紙などが見える場所だった。

いろんな連絡事項があるんだなぁと眺めているとひとつの書類に目を奪われた。それは「今月の目標」という書類。

「今月の目標」

「1.お客様が着席したら、呼ばれる前に必ず注文を聞きに行くこと」
なかなか当たり前ではあるがなかなか実行できないことだから、目標としてはまあ「アリ」

しかし、驚きは次の目標。

「2.料理をお客様に提供する前にその皿に異物混入していないかを必ず確認すること」

目標:異物混入時の異物除去
業種:食品(レストラン)

もし奥の調理場からフロアー係に料理が渡される棚で異物が見つかったときにはそれを除去するのだろうか…

すると脳裏に
「ゴキブリの入っている醤油ラーメン」
がイメージとして浮かんできて…

でも、注文した餃子とタンメンはしっかりと完食しました。


とにかく、客の見える範囲で貼っておく書類ではないようですよ。

気持ちが悪いなと思った人はぜひ下の絆創膏をクリックお願いします。

0020/04/29

留学と現実のギャップ



日本での起業準備を始めて早1ヶ月。
ロンドンにてアイデアやビジネスプランをしっかり暖めてきたつもりであったが、現実にアイデアを形にする作業は想像以上に時間がかかる。MBAの授業でビジネスの分析や概念は学んできたが、実際にそのビジネス自体を始められないとまったく役に立たない。どうやら起業に必要なスキルとビジネススクールで学ぶスキルには大きな違いがあるようだ。

考えを形に変えるという技術、これは簡単には身につかない。一番大切なのはおそらく行動力。実際に行動しないと何も始まらない。ここの部分で思いがけず留学した成果が出ているように感じる。英語環境で日本以外の土地、そして学校では自分の意見をある程度明確にしていかなくてはならない。そんな生活を経たおかげで、今まで割りと引っ込み思案的なところがあった自分の内面がそれなりに鍛えられ、留学前なかなかできなかったことがスムーズにためらいなく行えている自分がいることに気づく。留学したことで得られたプラス作用か?

実際にビジネスをすることとビジネスを分析することはまったく違うとはいわないが必要となるマインドセットが違う。そのギャップを越えられた時初めてビジネススクールで学んだビジネススキルが生きてくるのだろう。そして今僕はそのギャップを越える作業に追われているわけで…
がんばります


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0020/04/26

松下



先日、故障中の愛機Let's noteの修理を依頼。突然画面が真っ暗になってしまってからは自宅にあるディスプレーにつないで使っていたのだが来月から本格的に始まる大阪や仙台への出張へ対応するにはやはりパソコンは不可欠なので、重い腰を上げてパナソニックの持ち込み修理センターのある秋葉原へ。

そのセンターは秋葉原の電気街の一角にあり、ちょっとうすくらいビルにあった。昼時間帯だったためそのオフィスには数名しかいなかったのだが、ことごとくかなりの年齢の人たちだった。いったん雇用関係を結んだ従業員を大切にするという文化の一端を垣間見たような気がする。

会社の存在意義はたくさんあると思うが、その中でも社会貢献と従業員の生活保障はとても大切。その部分で長期にわたりしっかりと仕事を提供できるだけの経営を行っている松下という会社はやはりすごいなと、いまさらながら感心させられました。

で、パソコンはなんと修理に8万近くかかることが判明…

無念です


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0020/04/22

一つ目の資格ゲット!



先週受験した資格試験の合格通知が来た。
GMAT以来のコンピューターベースの試験を受けるため帰国後3週間使って勉強してきたことが報われた。よかったよかった。この一年は起業の準備をしながらもそれに関連した資格をいくつかとっていくという作業もあり、毎日が必然的に「充実」する。その第一弾を飾れたことをちょっとうれしく感じたりもする。

試験といえばいつも医師国家試験を思い出す。合格率が80%をこえる試験なので一般の人には簡単なように思えるかもしれないが、なかなか厄介。とにかく範囲が広い。

その中でも一番厄介なのは「禁忌問題」といわれる問題。どういう問題かというと、選択式の試験のいくつかの問題では絶対に選んではいけない地雷選択肢というものが存在する。そしてそれを間違って2回「踏んでしまう」と死亡。他の問題が100%できたとしても落とされる。当時僕は点数では基準を超えられる自信があったにもかかわらず、漠然とした不安を常に感じていたのはその禁忌問題の存在が大きい。

そしてもうひとつの難関は「落ちたら恥ずかしい」というプレッシャー。学校内での受験者をみんな知っていること、合格率が高いこと、そして試験に落ちれば医者にもなれず「ただの」人、という状況で学内は試験前になるとなんとも言い表すことのできない「気持ちの悪い」感じになる。落ちたらバレるわけで。

今回受けていく試験たちはそういった変なプレッシャーを感じることなく受けられるため、自分の知識を増やすという目的でもいい経験ができています。次の試験に向けて試験勉強もまた再開です。当然ビジネス準備も順調に進んでいます。早くいい報告をしたいものです。

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0020/04/21

Study groupのメンバーの朗報



先日LBSで苦楽を共にしたStudy Groupのメンバーの一人が婚約したという知らせがメールで届いた。婚約者とは以前から何度もあったことがあり、とうとうゴールインか、という印象を受けた。その婚約パーティーに誘われているのだが、残念ながら僕は今日本にいる。ということで欠席となりそうです。

僕の所属していたStudy Groupは既婚率が高く、今回の婚約の結果まだ結婚・婚約していない人は1人のみとなった。ブラジルから来ていたITコンサルタントのA。相手はずっと固定の人(日系ブラジル2世)がいるのだが彼曰く「結婚して養っていく自信がまだもてない」とのこと。彼は今年33歳になるのだが、そういった慎重な姿勢はグループアサインメントや授業中の発言などと一致していて「彼らしいなぁ」と思わずにはいられない。そんな彼も彼女を連れて7月下旬に日本に来るらしい。その際には案内人としてがんばることになるでしょう。

とにかく、仲間の朗報で元気をもらった一日でした。

応援お願いします。

0020/04/17

東急ハンズでお買い物



今日は仕事が早めに終わったため新宿へ。
目的は紀伊国屋で本を探すことと、東急ハンズで最近の流行りものをチェックするため。

紀伊国屋ではあるテーマについての参考書を探していて、実際にいくつか手にとって「いい」と思ったものをメモ。今日は雨が降っていたのでこんな日に重たい本を持って濡れてしまったらいやだということで、帰宅後アマゾンにて購入手続き。


そして東急ハンズへ。ハンズで必ず寄るコーナーは「文具」「健康グッズ」の2つ。文具はとにかく楽しい。今日は昔からほしかった「ちょっとしたときにすぐ使えるメモを格好よく見せるためのメモカバー」とブックカバーを購入。個人事業主なのでこういったものは確実に領収書をゲットしてくる。節税節税♪

メモは常に身の回りにおいていたいと思っている。ふとしたタイミングで思いついたアイデアを確実に後々まで生かすためには30を越えた脳では頼りなく、メモに頼ることにしている。結果、この数年は何かとメモをする「メモ魔」と変貌を遂げました。記憶という脳の1部門をメモ帳に「アウトソーシング」です。

ちなみに僕の部屋にはたくさんのポストイットが張られている。何かあるごとにそれにメモをしては貼り付ける。そして今使っているポストイットは昔ファイザーの人からもらった「バイアグラ」の宣伝用ポストイット。部屋のいたるところでバイアグラの文字が散見されるという異常な状態です。


そしてその後健康グッズコーナーへ。ハンズの健康グッズは本当に面白い。何が面白いかというととにかくいろんな種類の健康法に関連したグッズがあまり関連性もなく並べられている点。育毛コーナーの横にアンチエイジングのサプリが紹介されていたり、時計コーナーの横にアロマセラピーのコーナーが突然あったりと。

今日はそのアロマのコーナーでどっぷりと嵌った。
ロンドンに留学する前は部屋でよくアロマを使っていたのだが、このところあまり使っていなかった。アロマ拡散器が見つからなかったことが大きな理由だったが、今日ようやく気に入った拡散器が見つかった。「買おう!」と即決。

そうなったら今度は使うオイルの検討に移る。
このところ自分の部屋でいまいち仕事がはかどらない。ということで仕事に気持ちよく集中でき記憶力も上がるとされている「ローズマリー」を選択。

雨のなか帰宅し、早速使用。
頭がとってもすっきりする。
部屋のにおいをちょっと変えるだけで仕事効率が上がるのはすばらしいこと。


そんなこんなで、この数日ちょっと進みの悪かった起業準備がはかどってます。

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0020/04/10

「まもなく詐欺」



今日は通勤途中で埼京線、山手線の遅れの被害に遭い遅刻。3月に帰国してからなぜか交通機関との相性が悪い。日本がほかの国と比べて明らかに誇れる「時間きっちり」な公共交通機関でなぜ??と思う日々。池袋にて40分も足止めを食らった。通勤時間帯の足止めは本当につらい。その後ネットで山手線の遅れについてニュースが書いてあり、「最大20分の遅れが出た」と書いてあった。20分???40分以上待たされたんですけど…

そのからくりが先ほど解明した。どうやらJRは遅れを少なく表記するため、大幅な遅れが発生した際には電車を便宜上いくつか「間引き」するらしい。たとえば1時10分発の電車と1時30分発の電車があり、もし両方の電車が30分遅れたときには最初の電車が1時40分に発車となるのだが、その際に1時40分に発車する電車はもともと1時10分発の電車ではなく1時30分の電車だ、ということにしてしまう。そうすると本来30分遅れだったものが形式上10分遅れ、ということになる。すでに原因が取り除かれ運転再開されているという状況下では、ホームで待っている人にとっては次に来る電車が1時10分発だろうが1時40分発だろうが関係はないため10分の遅れとなるのだが、実際に電車の中で待たされていた乗客にとってはしっかりと30分待たされているわけで、遅れは「30分」となる。だから今日は最大20分の遅れだが、実際には40分以上待たされた。

ちなみに、車掌の「まもなく運転再開します」という言葉にはいつもだまされる。「まもなく」というのが5分後なのか、10分後なのか?そういった情報なしで「まもなく」を連発されると、乗客としてはどうしたらいいのか意思決定しづらい。医療やビジネスなどと同じように具体的な情報がもっとほしいと思った。「まもなく」を連発されることがこのところ多かったため、今日その状況のことを「まもなく詐欺」と命名することにした。情報は具体的にしなくては、と今回のことを反面教師にします。


ちょっと近況を。

先週日曜日はLBSから一橋に交換留学に来ているクラスメイト2人と、逆に去年LBSに交換留学に来ていた一橋MBAの学生であるベトナム人の友達も含めた4人で飲み会。英語で話しながらオーダーを日本語で行うのは結構難しいことに気づく。店員さんに英語で話してしまったり逆に友達に日本語で話したり、と。

今日は仕事が珍しく早く終わったため、大勝軒に行きつけ麺を楽しんだ。ロンドンにいて一番食べたいと思ったのはお寿司でも焼肉でもなくラーメンだった。やっぱり日本のラーメンはおいしい。大勝軒自体はかなり久々で、5年以上前行って以来。ロンドン帰りだったからかもしれないが、以前よりもおいしく感じた。ちなみに僕は大勝軒よりも「やすべえ」が好きだったりする。(誰も聞いてないか…)たまねぎをたっぷり入れたピリ辛つけ麺+味玉がおいしい。

と、取り留めのないことをかいてしまいました。
今週もあと少し、がんばりましょう。

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0020/04/07

二足のわらじ



帰国後から題名にあるように2足のわらじを履いている。一つは患者を診る医者。もう一つはビジネスをこれから立ち上げる起業家。それぞれでやることが全く違うため、当然のことながら時間がかかる。僕のビジネスは医療と関連しており、さらには今現在医者として働いている事象にも少なからずかかわっているので、2足のわらじの方向性自体はそれほど大きな違いはない。しかしそれでも恐ろしいほどの時間がかかる。

起業に関わることで特に思うのは、アイデアやビジネスプランを書く作業と実際にそれを事業の形にしていく作業はぜんぜん違うということ。オペレーションを整えたり人を集めたり。だからこそよく言われているようにベンチャーには2種類の能力が必要。アイデアマン(起業家)とそれを現実の形にしていく人(実務家)。僕にはビジネス経験がないこともあり実務面で不安を抱えている。そのため実務関連には特に時間をとられている気がする。

LBSの起業に関わる授業の中で起業にかかるお金と時間に関して表現したいい言葉があった。
「起業にかかる時間もお金も計画のπ倍(3.1415…)かかるものだ」

実際にその作業に取り掛かってみてその言葉が身にしみる。


独立を考えている人はおそらく仕事をしながら自身のビジネスについての準備も行うという、僕が今行っているのと同じプロセスを踏んでいくんだろうと思う。その作業は思った以上に大変だ。だからこそ、「絶対に起業して成功する」という強い気持ちがないと途中で心が折れちゃうかもしれませんね。

ということで、いいたいことは
「いい加減な気持ちで起業はできないよ」ということ。

起業を考えている人、起業プロセスにある人、お互いに自己責任で後悔のないようがんばりましょう。

応援お願いします。


ところで、話は変わるが日本の雨とロンドンの雨は根本的に何にか違う気がする…勢いや継続時間が特に。日本の方が雨の「本気度」が強いよね?

0020/04/03

いやな予感が…



僕の身長は182cmで、日本ではそれなりに高い部類に入る。
その身長に関わるジンクスが昔から存在する。
それは「自分より背の高い女の人に会うと必ずその日は運気が落ちる」というもの。
数年に一度起こるこの現象は高校時代から続いている。

今朝仕事への出勤のため最寄り駅で電車を待っていたときに隣で待っていた人が僕よりもちょっと背の高い人だった(ヒールは履いていなかったようでした)。昔からのジンクスがあるためちょっといやな予感がしたが、それが今日一日ことごとく当たった。

1.電車の遅れ
今日の仕事場に行くには3つの電車を乗り継ぐ必要があったのだが、すべての電車が遅れた。最初の電車は3分遅れ、2番目の電車が5分遅れだったため予定と同じ電車には乗れたのだが5分遅れた。その後3本目に乗り換えようとしたらこれまた電車が遅れていて、今度はなんと20分遅れ。結果としてすべて予定と同じ電車に乗れたにもかかわらず現場に着いたのが20分遅れとなり、遅刻しました。

2.好意への仕打ち
2番目の電車から3番目の電車に乗り換える際にJRから東武線へと移動。Suicaにお金をチャージしようと思って切符売り場に行きチャージを終えたところでつり銭の部分に前の人が置き忘れたと思われる130円があった。その気になったらそのままいただいていくことも可能だったかもしれないが、一社会人としてしっかりと対応(当たり前か…)。JRの切符売り場だったためJRの駅員さんに届出。すると何も言わず無愛想にお金だけを受け取り終わり。一言もなし。視線すら合わせず。これはひどすぎる…その駅とは某埼玉県の栗橋駅ですが。善意の行動をすることですごくいやな気持ちになりました。朝からヤラレマシタ・・・

3.大量の受診者
今日の仕事先での予定診察人数に比べ実際に来た人数が1.5倍。当然時間内に終わるわけもなくひたすら診まくりました。4時間半ぶっ続けでとにかく診まくり。サービス残業をして何とか終了。体も心も本当に疲れた。こんなこと滅多にないのに。


ジンクスの話をすると必ず思い浮かぶのが「マーフィーの法則」。一般にマーフィーの法則は「悪い事を思うと実現化する」という風に思われているがそれはちょっと違う。僕はマーフィー信者で、自分の成功を強く思い描くことでポジティブな精神状態を保っていこうと思っている。つまりはいい事も悪いことも強く思い描くと実現化する可能性が上がるということ。そう考えると、ネガティブな思考はやっぱり損する。ポジティブに考え自分がこうありたいと強く思うことが成功への第一歩なんだろう。ジンクスという名の下でネガティブループに嵌ってしまった今日を反省。


そしてまもなく今日が終わります。
明日からはまともな一日が戻ってくることを願って。

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0020/03/30

パソコン故障



留学中支えてくれていたパソコンLet's noteのディスプレーが今朝突然うつらなくなった。理由はおそらくバックライトの故障。ぎゃ~~
購入後2年近くなるため、そろそろ故障も出てきておかしくない時期ではあるが、かなりのショック!!

正直なところパソコンの故障は非常に痛い。いろんな準備をしている事やメールの確認など、日常当たり前になった作業が全くできない。

しかしこの出来事が日本に帰ってきてから起こって本当によかったと感謝。なにしろロンドンではろくにパソコン周辺のものがそろっていない上に、あったとしても非常に割高。このLet's noteを安心して預けられる場所も早々見つからなかっただろう。

そういった意味で本当にラッキーだったと思うのだが、やっぱり不便なのには変わりない。バックアップ用のHDを買ってきてただいま処理中。やれやれ。

でも、本当に日本に帰ってきてからでよかった……

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0020/03/27

さくら




さくらがいよいよ満開に向かって咲き出しました。
資格試験の暗記物で追われている身ながらしっかりと目で楽しむ毎日です。
日本が一番きれいな季節だと個人的に思うこの年度末年度始め。
新しいスタートをきれいなさくらで祝ってもらってる気分です。

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0020/03/26

通勤電車



日本に帰ってきたなぁと実感するのが通勤電車。
ほんとうにしんどい。
いま、さいたまから東京に通っている関係で埼京線を使っているのだが、本当によく混む。
職場につくころには疲労困憊。
ロンドンのころはバスに乗って10分とか、歩いて15分なんて生活をしていただけにつらいです。

仕事も始まり、人の健康を診るという仕事を新鮮な気持ちで行うことができています。
しかしながら、学生のときと違って働きながら起業の準備って意外と大変。
なによりもじっくりと考える時間が取れない。

そんなこんなで帰国後一週間目をすごしています。
自主的に取ろうと思っている資格試験の勉強もいよいよ大詰め。がんばります!

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0020/03/25

地震を初体験するアメリカ人



日本に帰ってきました。
ロンドンに比べていくらか暖かく、桜もそろそろ本格的に咲きそう。
それにしても時間の流れがヨーロッパに比べ数段早いこの日本。ぼーとしていたらあっという間に一日終わってしまいます。

先日は日本に遊びに来ているLBSの友人を日本料理店に招待した後浅草へ。
東京って見るところいっぱいありそうで意外と「東京と言ったらこれ!」的なものがなくて非常に困る。
一緒に食事をしているときに小さな地震が発生。彼は発生当初は日本的雰囲気の中で日本食を食べられることに対する興奮から自分でテーブルを動かしてしまっていると勘違いしてしまったようで、地震だと知るとおおはしゃぎ。彼にとって生まれて初めて体験する地震だったようです。
彼も言っていましたが、LBSのいいところは世界中に友人ができること。世界のある程度の都市なら誰かしら住んでいるというこの状況、やはり素敵です。


帰国後2日ほどゆっくりしたのでいよいよ本格的に動くモードです。
形になり始めたらブログでもビジネス紹介しますね。

応援お願いします

0020/03/21

帰国します



たくさんの友人に元気をもらった2週間も終わり、今日帰国となります。
引越しやそれにかかわる煩雑な手続きもある程度終え、いよいよ日本での活動を始めます。

一つずつ目の前のことをこなしながら最終的にいろんな人にプラスになるような仕事をできるようがんばります。

ブログに関してはMBA留学自体が一つの区切りとはなりますがもう一つのテーマである起業にむけてこのまま続行していきます。

皆さんに近いうちに自分のビジネスを披露できるよう、ここしばらくがんばります。

ロンドン生活も一旦終わり、日本に舞台を移しますが、これからもよろしくお願いします。

応援も引き続きお願いします。

0020/03/18

MBAで得られるもの



最近友人たちとの会話は「MBAの間で得たものでもっとも大きなものは?」という話題で盛り上がった。とりあえずロンドンを去る寸前となったためこの留学を振り返る機会も多くその話題についてちょっと考えてみた。

一番大きいのは間違いなく友人たち。MBA受験の時に知り合った人たち、学校に来て一緒に勉強をした人たち、同じクラスの仲間、フットボールクラブのチームメイト、ほかのプログラムでひょんなことから知り合いになった人たち、インターンで知り合った人たち、たくさんの出会いがあった。そして試験前で大変なのにもかかわらずお別れ会を毎日のように開催してくれる仲間たちの友情に触れ、本当にロンドンにきてよかったと心から思える。

そして二番目は自分の時間。ロンドンで感じる生活の時間は東京のそれに比べて倍くらいゆっくりと流れている感じがする。それは自分の立場が社会人から一旦学生へと変わったことも影響しているだろうが、それを差し引いてもやはり生活のリズムがゆったりとしている。そのため自分にかかわることを考える時間がずいぶんとあった。自分のビジネスについて、自分の将来について、自分が何をやりたいのか、それこそどこに住んでどういった生活をして、仕事はその中のどういう位置なのか、ということを考えるようになった。これからの人生設計をしっかりと見つめ直す機会を得られたことは大きかった。ヨーロッパ旅行を通じて得られただろう感性もこれからきっと生きてくるはず。結局のところやっぱり僕はヨーロッパが好きらしい。セットアップの煩わしさがなくなり、ある程度の収入源が確保できるのであれば、ヨーロッパに再び住みたいと思う。

三番目は図太さ。得意ではない英語でグループの仕事をしたりプレゼンをさせられたことで、少々のことなら動じなくなった。それは夏のインターンでのプレゼンでも感じたのだが、日本語でのプレゼンに関しての恐怖心が亡くなった。ちょっとしたクレームをつけることも以前は苦手だったが、今は割りとスムーズにできるようになった。総じて以前よりも図太くなった気がする。自己主張するようになったといえるかもしれない。

そして当然ビジネススキルも得られた。特に戦略、起業関連についてはかなり多くのお土産を日本に持って帰ることができそうだ。学校の授業だけでなく友人たちから教えてもらった有益なビジネスツールも宝物になるだろう。ある程度のビジネス事項について分析や提案できるだけの思考の流れをつかんだ実感はある。もちろんまだまだ経験が足りませんが。

そんな日々もまもなく終わり、スピード感のある東京での生活へと戻ります。もちろんこれからまた新しい「起業」というテーマについて考えいろいろと実行していくことになるでしょう。寂しさとこれからに対する期待感が入り混じった複雑な感情を持ちながら最後の数日ロンドンで過ごします。

応援お願いします。

0020/03/15

感謝感謝の毎日です



帰国まで1週間を切り、いよいよロンドンともお別れが迫っています。
お土産を買ったり食料を整理したりと、寂しさを誘うような用事が増えてきている今日この頃。

木曜日は同じ学校の友人であるだけでなく起業に関してもさまざまな面での先生となってくれているRくんにEast Londonのレストランへとご招待いただきました。雰囲気がよくおしゃれなレストランで、Rくんの辛口トークを満喫。彼のアドバイスはいつも的確で、今後の展開の参考になる話が満載です。卒業後はロンドンでしばらく働くということでしばらくお別れとなってしまいますが、今後もずっと連絡を取り続けられると願っています。

そして金曜日はお兄さんのような存在となっている学校の友人とお別れ会。
彼は卒業後韓国に住むことになるので地理的に近いので、これからも何かと会う機会もありそうな感じがする。Oxford Circusの近くにある韓国料理店「アリラン」でプルコギやチャプチェを食べながらジンロを大量に飲む。その後ベーカーストリートにある日本料理店「南部亭」へと移動し、日本酒を呑んだ。さすがに酔いました。部屋に帰って死亡。今日二日酔いがないことは奇跡です…

ロンドンを離れるにあたり何人もの人にお別れ会を企画してもらえる事、本当に感謝しています。そんな友人をたくさんもてたこともMBAにきてよかったと思える要素の一つです。勉強は一人でもできるかもしれないが、友人はそんなに簡単にできない。それを可能にしてくれた今回の留学、本当にきてよかった。

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0020/03/13

SIDS



先日学校の友人のお子さんが亡くなった。生後3ヶ月だった。死因はSIDS(新生児突然死症候群)だったそうだ。死因といってもSIDS自体が原因不明の突然死という位置づけなので、結局のところ原因は不明だ。同様にして毎年多くの新生児・乳児が亡くなっている。(SIDSは日本においても1歳未満の死因で3位以内に入る)

以前病院にて勤務していた際にもSIDSの症例に立ち会ったことがある。まさに「突然」呼吸や循環が止まるらしい。病院に着いたときには正直なところ手の施しようがない状態だった。

この症候群は1歳未満の新生児・乳児の突然死において死因が特定されないものの総称として用いられる。結局のところ死因は不明となる。子供が亡くなったが原因がわからない、という状況におかれご両親は感情の行き場所を失ってしまう。子供がなくなったという事実だけで十分つらいのに、何がその原因かわからないという状況におかれる。・・・・子供が亡くなるというイベントはとてもつらいものだが、その中でも僕の立ち会ったSIDSによる子供の死がご両親に与えた心のダメージは大きかったように思えた。


SIDSのリスクを上げるのではないかといわれているもので有名なのが「うつぶせ寝」「親の喫煙」そして「人工乳」だ。すべてが明確な理由になりうるとは証明されてはいないが、SIDSのリスクを上げる因子の可能性があると複数の論文でも言われている。それらは親がSIDSの存在やその危険因子をしっかりと知らされていればコントロールがある程度可能なものである。だからこそご両親に対する教育も非常に大切になるのだろう。実際にヨーロッパでは以前SIDSの知識普及キャンペーンが行われたらしく、その結果SIDSの発生率が減ったそうだ。


そんな話をしたところで友人の子供が帰ってくるわけではないが、少しでもSIDSのことを知ってもらい一人でも多くの子供がその危険にさらされるのを避けられるとするならば、その子の3ヶ月という短い生涯にも大きな意味を見出すことができるのかもしれない。

今はただ冥福を祈るばかりです。

0020/03/12

Brent Hoberman (Lastminute.comの創設者)




昨日はロンドンにあるImperial Collegeまでお出かけ。目的はオンライン旅行サイトで有名なLastminute.comの創設者であったBrent Hobermanの公演を聴くためだった。
同じロンドン内にある大学なのでバスに乗って気軽に訪問。ベーカーストリートから20分くらいで到着。

今回の公演に対する期待度は非常に高かった。理由はいくつかあるのだが主に2点が挙げられる。
1.スタートアップにいたる経緯や苦労を聞きたい
2.Two-sided Marketの構造をしたビジネスを展開する際のヒントを探したい
二つの話題とも帰国後のビジネスにかかわってくる重要なファクター。よりよいビジネスにするためのヒントがあることを願いながら聴講。


USでブームの兆しを見せていたインターネットとイギリスで盛んだったオークションのテイストをブレンドしようと思ったことが始まりだったらしい。
他国で流行っているものを自国に持ち込んでちょっとしたエッセンスを加えることでいいビジネスができるということは以前LBSにきてくださったグロービスの堀さんの話と通ずる。Brentは「ビジネスアイデアにはタイミングが非常に重要だ」という表現をしてその事項について説明していた。

また、彼自身インターネットをかなり使うユーザーだったらしく、顧客の視点からどういったサービスがいいのだろうかということを常に考えられる環境だったとも言っていた。


起業の際にポイントとなったのは「熱意」「想像力」「お金」「人」「顧客視点」「技術の適応」そして「信頼度」だったそうだ。
お金に関しては自分たちが思っていた以上にかかった、と。ファイナンシング、ファンディングはとてもストレスを感じる作業だが必要不可欠だったのでかなりがんばったとも。
人はやっぱり重要。同じビジョンを共有できる人、あまり同じ系統の人を集めすぎないこと辺りの話。ビジネススクールでもよく聴く話だ。
顧客視点は絶対不可欠。すべては顧客から。ニーズがないとビジネスは成り立たない。それは技術の適応とも関連する話で、いくら作り手が「すばらしい」と思うような技術でも客のニーズにあっていなかったら役に立たないし、いくらきれいでも客が使いづらいと思うようなサイトにしてしまったら全く意味がない。

信頼度は2つの意味。投資家に対する信頼度と顧客がサービスや会社に対して抱く信頼度。投資家が投資を決定する際にスタートアップだと当然信用性が低い。そのためファイナンシングが難しい。また顧客が抱く信頼度についてはもっとクリティカルで、自社に対してあまり信用をしていないという状況でビジネスが始まるためいくらよい商品を作ったところで買い手がつくとは限らない。これら二つの信頼度のうち特に顧客が持つ信頼度については常に対策を考えていくことが大切。どうやったら商品の信頼性が上がるのだろうか?それは口コミかもしれないし報道などのパブリシティーかもしれない。ビジネスの携帯によって変わってくるだろう。


また、Lastminute.comはプラットフォームビジネスだと考えられる。そのためTwo-Sided Marketの考え方が非常に重要だ。一方のユーザーはいわゆるエンドユーザー(顧客)。もう一方は航空会社やホテルなどのサービス提供者。Lastmituteはそれらのユーザーをつなぐプラットフォームである。Two-sided marketのためどちらかのユーザーの動向がもう一方の動向に大きく影響する。

そのコントロールの仕方についてBrentが言っていたのはやはり「顧客視点」。エンドユーザーのニーズが何かをしっかりと把握することで自動的にもう一方のユーザーに対してどのようにアプローチしていけばいいのかが決まると。基本的に顧客は「いいものを安く」と考えているため、それを実現するためにはサービス提供者に対して低価格での提供を求める。しかし当然ながら見返りがないとサービス提供者はそんな要求はのみづらいからどうやって自社を含めた3方にとってWin-Win-Winの関係が築くことができるかを考えていく。そこで一番大切何が「顧客視点」。それが少しでもかけてくるとWin-Win-Winの関係だと思って始めたビジネスが実を言うとLost-Lost-Noneという関係になりかねない。

ビジネスアイデアに煮詰まってきたり新しい要素を入れようとすると自然と「顧客視点」が失われやすい。実際に僕が作ってきたプランの中にもいくつかその失敗をしていると思われるものがある。今回の講演を聴いて改めて「顧客視点」という原点を忘れないようにしようと思った次第でした。


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0020/03/11

Blu-Ray Format




今日は雨風ともに激しく、イギリスらしからぬ天気でした。

こちらでは通常結構な雨でもかさを使わない人が多く、今日もかなりの雨にもかかわらず傘を使っていない人続出。しかし今日は風の強さはすごく、もう10年ほど前に買った水をはじかないユニクロ製の折り畳み傘は見事にお猪口になり全く役立たなかったから結局のところ傘を差しても差さなくても濡れた・・・

今日はプロジェクトのプレゼンがあった…はずだった。ところが教授がアメリカからロンドンに帰ってくる飛行機が強風のためヒースローに着陸できず、ベルギーにおろされてしまったことで授業自体がキャンセルに。

せっかく用意したのに…無念です。

だからせっかくなのでブログにその内容の一端を。


以前ブログにも書いたEconomics of Competitive Strategyというクラスで最終レポートとして友人と選んだテーマはBlu-Ray VS HD-DVD。この事例はTwo-Sided Marketのプラットフォームの覇権を争う象徴のような出来事だったため使い勝手がよかった。これから書くことはさまざまな記事を読んだり分析した結果の私見です。


ソニーサイドの勝因としていろんな事が言われている。技術力というよりもむしろほかの因子の方がでかかったことは皆さんもご存知だと思う。Two-sided Marketの原則に基づきこの事例を考えると、1つのユーザーはいわゆるエンドユーザー。もう一方はハードウエアやコンテンツを作る業者。それらが共通言語として使うフォーマットとしてBlu-RayをつかうかHD-DVDをつかうか、というのが話の中心だった。その際にもっとも大切なのは片方のユーザーの動きによってもう片方のユーザーの選択に影響を与えるということ。今回の戦いで一番大きなポイントとなったのは大手の映画配給会社の動向だった。なぜならばエンドユーザーがBlu-RayかHD-DVDかを選ぶ際のポイントとして最も重要視していたのはどういったコンテンツが見られるか、という点だったからだ。

そしてその映画配給会社に対してのアクセスがよかったのがSonyをはじめとするBlu-Ray側。CEOがもともと映画業界だったSonyはとくに。それに対してHD-DVD側はそのアクセスが弱く、それを補うため多額のお金を映画配給会社に支払って自分たちのサイドに引き込もうとしていた。パラマウントは引き込まれた企業の一つ。しかし多くの企業は最終的にBlu-Rayを選んだ。それはBlu-Ray側の努力もあったが、ひょっとするともう一つ重要な要素があるかもしれない。それは開発目的の違いである。

HD-DVDはもともとパソコンでつかう新しい用量の大きいメディアにすべく開発されたそうだ。逆にBlu-Rayは最初からAV分野の品質向上を目的にされていた。この業界の企業はそれぞれの新世代DVDの目的に応じて自分たちがつくサイドを決めていたように思える。ToshibaをはじめMicrosoftやIntel, NECといったPC関連の企業はHD-DVDで、Pioneer、HITACHI, SONYはAV分野で新しいフォーマットを使いたかったためBlu-Ray側へ。映画配給会社はAV分野なので自然と多くがBlu-Ray側がつき、そして顧客のニーズはPCメディアとしてではなくきれいな映像を見るための次世代DVDという点でBlu-Rayに分があった。


映画配給会社(コンテンツ)をひきつけることと同時に直接エンドユーザーを増やす必要もあり、ゲーム機におけるドライブにまつわる戦略の違いが非常に面白い。

ソニーはPlaystation3にBlu-Ray Driveを標準装備した。逆にMicrosoftのX-Box360はHD-DVDを付属品とした。この違いは非常に大きい。なぜならばPlaystation3を買った人は自動的にBlu-Rayのユーザーになる一方、X-Boxの方はよほど強い意志をもった人以外は新規にHD-DVDのユーザになることはなかったからだ。

なぜMicrosoftはHD-DVDを標準装備としなかったのか?コスト面を考えるとなかなか導入しづらいが、SonyがPlaystation3にBlu-Rayを標準装備することは前からわかっていた話なので、HD-DVDドライブを標準装備にして何とかそれに対抗することはできたのではないだろうか。

その原因として東芝をはじめとするHD-DVDサイドの意思疎通の悪さがあったのでは?と見る人もいる。
しかしもうちょっと面白い見方をしている人もいる。それはMicrosoftの長期的戦略に基づいて意図的に標準装備しなかったとする説だ。

マイクロソフトの長期での狙いは今の新世代DVDにおける戦いに勝つことではなく、その次に始まるであろうネット映像配信におけるフォーマットをめぐる戦いに勝つことであると考えられているそうだ。
その戦いに勝つためにはできる限りライバルとなる企業の体力を削いでおきたい。
もし新世代DVDの戦いが激しい消耗戦になればそれぞれのサイドにいた企業は次のネット配信フォーマットでの戦いに必要な体力を失い、結果としてMicrosoftが非常に優位な形で戦うことができる。
だからこそ、新世代DVDにまつわる戦いをある程度長引かせたかったのでは?というのがある専門家の意見だ。

スタートからして若干分の悪かったHD-DVDのサイドに「あえて」加担し戦力の均衡を図り、3,4年にわたる戦いを誘導したのか?
Microsoftのとってはどちらのフォーマットが勝ってもよかったのだがある程度の戦いの結果最終的にはBlu-Rayが勝つと考え、いざ自社に痛みをもたらす可能性のあったX-BOX360へのHD-DVD標準装備に関してはオプションという形を取ってごまかしたか?
当初の目的である激しい消耗戦を実現したのでこれ以上の加担は無駄だと判断したから?

それらがもし本当ならば恐ろしいほどの戦略だ。


この話を考えたときに瞬時に頭をよぎったことがある。それは「Zガンダムにおけるアクシズの行動にそっくり」ということ。ガンダム知らない人には何のことかチンプンカンプン、全くわからないと思うが、Blu-rayサイドはエゥーゴ、HD-DVDサイドはティターンズ、そしてマイクロソフトはアクシズに置き換えられる。
それらは三つ巴の勢力で、アクシズはエゥーゴについたりティターンズについたり、ある意味戦いにおけるキャスティングボードを握っていた。最終的にエゥーゴがティターンズとの戦いに勝つがその代償としてかなり消耗。アクシズは消耗する前にその戦いから撤退して様子見。結果としてアクシズの勢力が一気に強まった(ZZガンダムの最初の方)、という話。

おっとオタク路線へと進みそうに・・・


そして思った。

Strategyだ!

ビジネスも戦争。そして勝つためにはしっかりとした戦略が必要。長期的視点と短期的視点をうまいこと組み合わせて練った戦略に基づいた行動を取れる企業が結局のところおいしい思いをする可能性が高い。

なにげなく学校で使っていたStrategyという言葉がビジネス単語ではなくもっと重い意味を持っていることに改めて気づいたいい機会となりました。

(残念ながら準備を万全にしていたプレゼン自体はなくなりましたけど…)

プレゼン準備が無駄になったのを慰めてくれる人は下の絆創膏クリックお願いします。

0020/03/10

テレビのない生活



イギリスに来てからずっと我が家にはテレビがない。

おかねがないから?それも一つの理由ではあるが、一番の理由はテレビがないことによってほかの事に集中して取り組めるからだ。

授業の予習にもスムーズに取り組める。本も読める。音楽をのんびり聴く時間もできる。そしてなによりもいろんな事をゆっくりと考えることができる。ただでさえイギリスでは日本と違い時間がゆっくり流れる気がする上に、時間をたっぷり自分のことに使える。時間を優雅に使えている。。。。

日本ではなぜか習慣でつけてしまい、気がついたらその前で何時間も見てしまうことのあったテレビ。テレビのない今の部屋でテレビについて考えてみた。


テレビを見る目的はなんだろう?
1.情報収集
これが一番大きい。ニュースなどの情報をしっかり把握するためにも流行に後れないようにするのにもテレビは手っ取り早い。
2.教育
NHK教育のようなものだけでなく教養を育めるすばらしい番組もある。TBSの世界遺産やNHKのその時歴史が動いた、プロフェッショナル、などがそれにあたるだろうか。自分の意識しだいでとても貴重な話を聴くことができる。また、外国語のヒアリングも伸ばすことができる。
3.ストレス発散
お笑い番組をみてすっきりするということを数知れず経験してきた。効き目はかなりあるが若干依存性が強く、見始めたらなかなかやめられない。
4.寂しさしのぎ
音がなくし~んとした状態が苦手な人でよくありがち。なんとなく音がないと落ち着かない。


そう考えてみるとテレビをつけてしまう理由はそれなりにある。今回のロンドン生活でテレビがあったほうがよかったなと思う点は英語のシャワーをずっと浴び続けることによりリスニング能力が上がったかもしれないということと、こちらの文化を知るいい機会になったかもしれないという点。

しかし見ないほうがいい理由もたくさんある。依存性が強く、気がついたら時間を無駄にしてしまうことは一番の副作用か。


つまりのところテレビにはいい面悪い面が当然あり、正しい使い方をすればとても有益。しかし依存性や耐性があるので長期間の使用はすすめられない・・・・・


・・・・


オピオイド(麻薬のこと)とおなじってことか??
だとすると個人でのコントロールは難しいかも。


そこでだらだら書いてきた上での結論。

僕のように自己管理に自信がない人はオフタイマーなどで強制的にテレビ鑑賞時間をコントロールする必要がある!


いままでオフタイマーなんて使ったことないなぁ
だからテレビは天敵だったのかもしれません。
日本に帰ったら試してみます。

応援お願いします。

0020/03/09

お世話になった先生

あるプロジェクトの関係で調べ物をしていたら大学時代に大変お世話になった先生の名前の入っているサイトが引っかかった。

お世話になり始めたの大学1年のころだからもう10年以上前。遺伝子関連の研究を大学の研究室でされていた先生だった。医師であり実際に治療にも携われていた方だ。癌を遺伝子の面で解明して治療に役立てたいという強い意志をもって研究をされていて、その先生のことを僕はすごく尊敬している。

学生時代その研究室を頻繁に訪れて遺伝子にかかわる研究の方法やその当時のホットな話題などをとても丁寧に教わった。役に立てたのかは今思うとかなり疑問だがちょっとしたお手伝いのようなこともさせていただいた。大腸菌やイースト菌を培養したりした。ご自宅に呼んでいただき晩御飯をいただいたこともあった。とても面倒見のいい先生だ。

その先生は間違いなく優秀な研究者であると今でも思う。実際にNatureという雑誌に論文を載せたりもしており、いわゆる実績もあった。その当時の僕が「この先生はすごいな」と思ったところはその思考回路だ。いわゆるロジカルシンキングを実践されていた。

研究のテーマを決めるのプロセスが特に印象に残っている。まず最初に自分の大きなターゲットを設定する。(「癌のアポトーシス(自然死)をほかの細胞にあまり影響させずに誘導する」など)
その上でその周辺のある過去のいろんな人の研究をしっかりと調べる。そして仮説を立てる。
Aという物質がBという現象を起こし、そこからCというストッパーが消えることでDが強くなり、結果としてEという現象が起こる。。。みたいな一連の流れの仮説を立てる。
それを証明するために必要なデータは今のところAがBを起こすところだから、これを中心に研究する。研究する上で可能性としていくつかのルートが考えられるので、それぞれについて実験の方法を考える・・・などなど。(簡単に書いたためすごく稚拙に見えますが、実際はもっともっと複雑です)

大きな事項を細かく落としていくプロセス、そして仮説思考。それらはいままで医師だけでなくコンサルタントや弁護士さんなどいろんな人たちを見てきたが間違いなくトップクラスだといえる。つい先日もその先生のことを思い出し、本当にすごかったなと思い返していた。

しばらくお世話になっていたのだが、大学4年のときに先生がほかの研究所に移られてしまい、その後連絡が取れなくなっていた。何度かネットで調べたり、知り合い伝いで調べたのですがなかなかたどりつかずに悔しい思いをしていた。


そしてつい先日、冒頭のとおりおよそ10年ぶりくらいに「つながった」・・・・


驚いたことに先生は起業されていた。代表取締役社長の欄に先生の名前が。
内容は抗がん剤の創薬関連のビジネスだ。その会社のHPを見て思ったのは、以前先生が研究されていた内容をベースに研究から現実の治療への橋渡しをしているようだった。昔の先生VCやエンジェルとのファイナンシング、そして大きな会社との提携などもすでに経験されているようだ。


あまりのうれしさのあまり会社のHP経由で先生へコンタクトを試みたところすぐに返事が返ってきた。


僕のことをしっかり覚えてくれていた。10年以上も前のことだし一人の学生としてお世話になっていたのでもう忘れられていてもおかしくないと思ったが、当時サッカーを同好会としてやっていたことなど、細かいことも。

覚えていてもらったこと、写真の見た目も昔とぜんぜん変わらないこと、起業されたあとも昔と同じビジョンを持って仕事をされていること、そして順調に会社を成長させていること、そのすべてに喜びを感じずにはいられなかった。


その先生とはビジネスの軸がまったく違うけれども起業という同じ舞台に立って学生時代と同じようにたくさんのことを学びたい、そしてMBAを通じて少しは成長しているであろう自分の姿をみせたい、そんな思いを強くしました。


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0020/03/08

想像力を豊かにクラシックを聴く?



いよいよ帰国まで2週間をきり、帰国準備に大忙しです。

昨日は今回の滞在中最後のクラシックコンサートとして、ロンドンのバービカンホールにてゲルギエフ指揮のLSO (London Symphony Orchestra)のマーラー7番を聴いてきました。ゲルギエフとマーラーの組み合わせというのがあまり想像できず、さらにマーラーの交響曲自体に今まであまり惹かれなかったので、正直なところ「ゲルギエフ」という要素だけで鑑賞となった。

バービカンホールはRoyal Festival Hall(ロンドンフィルやフィルハーモニアのホール)よりも若干弦楽器の音がこもる感じがした。気のせいか?椅子はどのホールよりも明らかに広い。足を置くスペースも広いため、姿勢的にはかなり楽。
ホールの外側はチケット売り場やバーなどがほかのホールとは異なり近代的な雰囲気を出していて、これはこれでありかなとも。

で、肝心の演奏。演目は以下に。
Schoenberg Chamber Symphony No 1, Op 9
Mahler Symphony No 7
マーラーの大きな交響曲に室内楽的な曲を合わせている今回の演目。間違いなく注目はマーラー7番。マーラー7番は「夜曲」ともいわれる。普通の交響曲とはちょっと違う楽器も登場する。いろんな音がぶつかり合う印象を受け、多くの人が「好きではない」と評することが多い。耳障り、と言う人もいる。

実際にホールで聴いても音がぶつかり合っている感は否めず。それぞれの楽器が自己主張をしていてそれを指揮者が懸命に調整する、そんな印象を受けた。とにかく「がしゃがしゃ」って感じ。夜のパブをイメージ?(多分違うけど)。個性の強い人たちが集まった会社を音楽に例えるとこんな感じなんだろうなって思った。

この交響曲で面白いなと思ったのは、曲を聴いていると「風景」が目の前に広がってくるということ。曲に対する解釈はいろいろとあるようだが、夜の喧騒→騒ぎながら家路へ→静けさが訪れた夜の間に清掃や仕入れなどが行われる→新聞配達のような朝早い仕事が行われる→鐘が鳴り朝、昼となるという流れ(自分の想像です)。こんな想像をさせる曲は初めてだったのでちょっとした新鮮さがありました。

ゲルギエフはウィーンで見た時のほうが断然よかった。気合の問題かも?
新しいものに取り組みたいという心意気は感じたのだが、チャイコフスキーのような感情を刺激する演目の方が今回の風景画的な曲よりも向いていると感じました。

LSOはロンドンフィルやフィルハーモニアと比べると金管、木管、弦すべてでちょっと劣っている感じ。細かく音割れするし、弦は音響かないし(ホールの影響かもしれません)。ゲルギエフ指揮なのにもったいない。ゲルギエフがこれから常任指揮者として立て直していくんでしょうね。今度聞く機会に期待ですね。


ロンドンに限らずヨーロッパに住むということはクラシック・オペラ好きにとってたまらなく素敵なことです。ここから離れてしまうことが残念で残念でなりませんが、いずれまたここに帰ってこようという意を強くしました。願えばいつかは叶う!!

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0020/03/06

トレド (+ちょっとマドリッド)



マドリッドに行った際にちょっと足を伸ばしてトレドまで。大都市からちょっと離れた世界遺産には日本人が群がっている、という法則どおりトレドにも日本人がたくさん。

マドリッドからバスで1時間ほどでトレドの到着。今回はフランスのモンサンミッシェルのときと同じようにバスツアーをセレクト。トイレ休憩と称して無理やりお土産やに連れて行かれるのはまったく同じ。(1時間でつくのに途中で無理やりトイレ休憩を入れるという力技を披露していただきました)


トレドのこじんまりとした中世の町並みをちょっとはなれた展望台のようなところから楽しんだ後に実際に内部へと。

内部は小さな小道が複雑に入り組んでいて迷子になりそうな雰囲気。この街の見所は主にその町並みとエル・グレコの絵画である。特にサント・トメ教会にあるオルガス伯の埋葬はトレドに行ったら必ず見なければならない。

プラド美術館同様写真撮影は禁止されているため画像はないが、その絵を見るためだけに教会の外では順番待ちの列ができる。しかし回転が速いためすぐに見られる。

街には大体1時間半ほど滞在した。カテドラルとサント・トメ教会に入った以外はどこにも寄れずすぐにバスへと戻る。「重要なものは見せたよ」という日本的なツアーでした。

全体の印象としてはモンサンミッシェルのほうが感動が大きかった。トレドはほかのヨーロッパの都市の延長に存在するような感じがする。その一方モンサンミッシェルはこの世のものとはちょっと違うのかも、と感じた。両方の街ともすばらしいことは間違いなくこれからもずっと保存をしていってもらいたいと思う。


トレドから帰りマドリッドで食事をするために選んだ店はマドリッド出身で学校の友人一押しのお店。Juana La Locaというお店。特にピンチョがお勧めということだったのでいくつかオーダー。食べてみると本当においしい。かなりおいしい。アーティチョークのピンチョは絶品でした。


とピンチョを楽しんでホテルに向かう際に大事件に遭遇。
暴動です。

目の前でごみの入ったプラスティックの箱が燃やされ、近くには警官がたくさん。さらにバンバンという乾いた発砲音も聞こえる。近くのドイツ銀行のディスプレーの窓ガラスや公衆電話ボックスがぼろぼろに破壊されていました。

結局のところネオ・ナチや反政府の団体の集まりを警察が押さえにかかったところ騒ぎが広がった、ということだったようです。乾いた発砲音は実弾ではなくボール弾と催涙ガスだったとの事。

地元新聞の報道です




全体としてマドリッドはとても都会で住みやすそうな街でした。食べ物もおいしい。パリ、ロンドン、マドリッドなら住める、なんて勝手なこと思ってます。(言葉がぜんぜんだめですけどね)

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10人=10個以上のアドバイス

ビジネスプランを作った後に何人かの友人たちにアドバイスを求めてきた。(お時間使って相談に乗っていただいた皆さん、どうもありがとうございます)
同じようにビジネススクールに通っている人たちだが、今までのバックグラウンドがまったく違うためそれぞれのフォーカスするポイントが異なる。そのため人それぞれアドバイスや懸念がまったく異なる。オペレーション面にフォーカスする人、マーケティング面で、戦略面でもエントリーについてだけでなく成長戦略に意見のある人、などなど。

今週は僕にとっては一番仲のいい部類に入るフランス人の同級生と晩御飯を食べながらアイデアをもらった。育ってきた環境が違うとまたアイデアも変わる。も ちろん日本のシステムをちゃんとは理解していないため深くえぐったアイデアはなかなか出てこないのだが、それでも参考になることが多々あった。(意外と客観的にビジネスを見直そうと思う際にはその分野にあまり詳しくない人、固定概念があまりない人に聞くと思わぬアイデアに遭遇することがあるということも実感)

もちろんすべてのアイデア意見を加味したプランを作るというのは不可能なのだが、自分のアイデアを一歩下がった形で見るいい機会となる。また、いただいたアイデアをちょっと加工すると今まで自分が懸念していた部分を解決できるであろういいプランができるような気がする。


その一方で、起業経験のある学校の友人が「ほかの人の意見を聞きすぎないこと」と以前アドバイスしてくれたが、その意味もなんとなくではあるが理解できた。アドバイスをくれる人は起業家の熱い思いがたっぷりこもったビジネスプランを冷静な目で一つのビジネスとして見る。当然相談する方としてはそれを期待しているのだが、あまりにネガティブだったり(すべてのスタートアップビジネスは立ち上がらないのでは?と思うほど)、ビジネスアイデアの根本にある起業家の熱い思いとはかなり異なるビジネスアイデアを薦められたりもする。もちろんそれらも自分のビジネスを見つめなおす一つの材料として使わせてもらうのだが、起業家の気持ちがある程度強くないと自分のアイデアに対して異常なまでにネガティブになってしまったり、自分の思いとまったく違う方向へ行ってしまうビジネスを展開してしまう危険性があるように思えた。

最終的に判断するのも起業するのも自分。自分が信じずに誰がその起業の成功を信じることができるでしょうか?「ほかの人の意見を聞きすぎない」ということの意味は「自分を見失わないように」という言葉に置き換えることもできるようです。


そんなこんなでこの2ヶ月、いろんな方に助けていただいた。そのおかげでずいぶんとプランが現実的なものへと生まれかわった。まだちょっと作業が必要だが、いよいよ動き出すときが来たようです。

そして気がつくと帰国まであと2週間・・・

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0020/03/05

ヒントは日常に?



最近意識が日本に帰ってからのビジネス内容に向いていることがあり、自分のビジネスに関連する事項に対して異様に反応するようになっている。学校での授業内でも話の中心から外れたトピックの中に今後のヒントらしきものを発見することも多い。

起業にかぎらず自分の関心の中心に対して人は反応感度が高くなるというのは間違いない。よく言われるのは車の話。車を買いたい、またある特定の車に興味を持った場合、たくさんの車が走り去る交差点でさえその興味を持っている車と同型の車を無意識で見つけ出してしまう。「意外とたくさん走ってる」と思ってしまう。「街で走っている姿はいまいちだな」と思ったりもする。

同じ話で、自分のビジネスに必要な知識や実例を無意識で探している自分がいる。全然関係のない業界の話でも思わぬヒントにもなる。それは別にMBAの授業とは関係ない。つまりビジネスのヒントは日常生活の中にたくさん散りばめられているということ。そうだとすると、起業したい人は自分の興味のあることをまず持ち、それに関わる情報や知識を「無意識」で集めるようになれれば何かしらの起業の種が見つかる、ということかもしれない。たくさんの種を見つられたらその中から芽の出るアイデアがあるかも。


だからこそ、起業への第一歩は


「モノや事象に興味を持つこと」



簡単なようで意外と難しい。でも起業において必須のマインドセットの一つです。
たくさんの種を持っている人は一つ、二つのアイデアがつぶれてもへこたれず新しいものを生み出せます。

自分なりの結論!
(自分の興味)×(顧客の満たされていないニーズが存在する)=(ビジネスの種)


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